2005年10月

2005年10月31日

改憲・自衛隊

このところ、不穏な動き
毎日のように報道されています。

自民党が改憲案を挙げたかと思えば、
米軍を積極的に自衛隊が補完するという記事が出て、
まったく、僕に休みを与えないつもりでしょうか?

でも、休みます。
これらの記事は、明日以降語ります。


ただひとつだけ書いておきます。


自民党の改憲案は、当初思われていたよりも
やわらかいものになり、復古調も薄まり、
党内右派から反発が出るようなものになりました。

さて、これは自民党が国民の求める平和主義や、
人権の問題、新しい権利の問題に
理解を示し、柔軟になったからでしょうか?

もし、そう思っている人がいたら、
それは大きな誤解です!


僕は、そう思いますし、恐らくそうです。


では、彼らの目的は?


結局、自民がどんなに頑張っても改憲は無理ってことですね。

復古調の改憲案では、結局党内の満足で終わります。

より「現実的」に改憲を進めるならば
民主党を取り込む必要があるのです。
しかし、彼らは復古調が強かったり、
国防が前面に押し出されていれば賛成しないでしょう。
そのためには、なるべく「自民党らしさ」が
薄い方が好都合なわけです。

はい。

つまり、そうです。


自民党改憲案が微妙にトーンダウンして、
柔軟になっているのは
民主党へのアピールだといってよいでしょう。
落としどころを探っているのかもしれません。

はい。以上です。


つまるところ、
これから長い長い闘いが始まるわけです。
頑張らねば。


あ、語るといえば、
今かなり久々に
バッハ以外の曲を聴いています。
いわゆるフォークソング。

いつか歌についても語ります(笑)

at 00:49|PermalinkComments(3)mixiチェック 社会 

アイヌ語合宿総括4―アイヌであることの自覚

なんか久しく書いてませんでした総括(笑)

時間なかったんですよ。
要するに。
明日発表なんです。
全然関係ないけど。

さて、今の日本にはアイヌの人はどのくらいいるでしょうか?


この質問は非常に難しいです。
公式には3万くらいといわれていたはずですが、
アイヌであることを隠す人も多く、
また、和人とアイヌの混血である人も相当おり、
その子、孫となってくると
実態はなかなか把握できないのです。
また、和人同様全国に(それほど多くないにせよ)
散らばっています。
なにも、北海道だけに住んでいるわけではありません。

さて、合宿では、アイヌの方で、
ユーカラの勉強をしている方に出会いました。
その方は、いわば講師役なのですが、
習い始めたのは割と最近だといいます。
まぁ、それでもできちゃう辺りがすごいんですが。
生徒と一緒に、勉強しているようです。

その方は、アイヌだということは自覚していたようですが、
だからと言って、何を主張するわけでもなく、
何を勉強するわけでもなく、
アイヌ文化にも特別な興味があったわけでもなかったそうです。

ところが、その方の祖父が亡くなるんですね。
それが、きっかけで、
自然とアイヌ文化に興味を持つようになり、
ユーカラの勉強を始め、
それ以外のアイヌ文化にも目を向けるようになったそうです。
アイヌであることを自覚したといいます。

こういう話は割と良くあるようで、
普段はまったく意識していなかったのに、
何かのきっかけで体の中から興味がわいてくるような
そんな感覚があったりするようです。

同じような話は、アイヌの彫刻家の話でも
聞いたことがありました。
別に彫刻などやったことがないのに、
アイヌだということを知り、
アイヌであることにアイデンティティーを求めたとき、
素晴らしい彫刻が自然と彫れたそうです。
民族の血というとなんだかちょっと微妙ですが、
文化の底流のようなものが
流れているのかもしれません。
明日の5限、休講になった比較基層文化論で扱う
基層文化はそういうものを扱うんですけどね。


近年、このように、アイヌ文化を再び見直す動き、
また、アイヌ自身がアイヌであることに
アイデンティティーを求めることが増えているようです。
これを論理的に説明するのは難しいですが、
やっぱり自然と受け継がれるものってありますよね。


明治政府以来、「アイヌであること」
というアイデンティティーは排除され、
アイヌ民族だけど「日本人であること」
というアイデンティティーを持たされる時代が続きました。
これは、まさに天皇の臣民となること
が要求されていたためです。

それで、一生懸命「日本人」になろうとした
アイヌもいたようです。
しかし、差別は根本的に解決されず、
「天皇の赤子」として戦場に借り出されても、
アイヌは差別されたそうです。
「あ、犬が来る!」など。

そんなアイヌが、再び「アイヌであること」に
アイデンティティーを求められる時代が来たことは、
少し希望が持てるかもしれません。


at 00:25|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学 

10月ももう終わり

気がつけば10月ももう終わり、
明日(31日)はゼミの志願書提出日です。
忘れないように確実に出さねば。

友人は、下書きや校正までしているようですが、
僕は、あ~下書きして校正して~
と思いつつ、いつも通り、
ボールペンで一気に書き上げてしまいました。

今回は割と思っていたことは書けたけど、
やっぱり過不足なく埋めるって言うのは難しいですね。
読み返すと、あれも入れればよかった、
これも入れればよかったって言うのが
次から次へと出てきます。

さて、もう10月も終わり、
11月がやってきたら、すぐ12月。
そして、年明け、試験が終わったら
もう2年生です。
早いですねぇ。
本当に早いです。

あ、一言言っておきますと、
割と感傷的な人だと自分では思っています。

はっきり言って、
私たちに与えられている時間は
そう多いものではありません。
思いっきり勉強できる時間も、
思いっきりサークルにかけられる時間も、
友人と話す時間も。

05が新入生として、
無邪気にはしゃいでいられる時間も、
残りそう多くはないのかもしれません。
曲がりなりにも、4月がくれば
上級生になるわけです。

そう考えるとやっぱり1日1日は大切に、
どんな瞬間も大切に過ごしたいものです。

はい。

時の流れは速いわけです。

今現在、今この瞬間が、
貴重な貴重な一瞬であることを
感じられると良いですねえ。


まあ、どんなときもそんなこと思っているのは
かなり微妙ですが。

でも、本当に、純粋に楽しい瞬間って、
本当に貴重なものだと思います。




だからさ、皆さんか語りましょうよ(笑)

at 00:07|PermalinkComments(0)mixiチェック つれづれなるままに 

2005年10月30日

学生から労働者へ

このところ大学関係の記事が少ないのは、
皆さんの気のせいではありません。
それは、まる1週間ほどサークルの練習に
行っていないのが大きな原因のようです。

そして、アクセス数の停滞は、
皆さん忙しいのが原因かな?

さて、今日は採点バイトでした。
7:40分に家を出て、
10:00からの新宿でのバイトに望んだのですが・・・
土曜日って電車がなかなか速いらしく、
大手町まで連行されたのに
会場に着いたのは9:40
いやぁ、早いですね。

さて、採点バイトは10:00~18:00
(途中休憩1時間)の7時間です。
この時間帯すべてに出ると、8時間分の
給料がもらえるんです☆

しかも、今日は紙採点♪
普通模試の採点といったら、
紙に書かれたやつに丸つけると思いがちですが、
今年の春から主にデジタル採点っていう
パソコンに取り込んだ答案を採点する方式に
変わりました。

個人的には紙のほうが好きです。
会場の雰囲気も良いし、
目も疲れないし、自分のペースでできるし。

まあ、僕は紙採点経験者なので、
まだ若干残っている紙採点に
優先的に配属されるのです。
というわけで、赤ペンで採点。
幸せ♪

さて、このままだと本当に練習に出られない。
しかも、練後連絡やコマ解放にも出られない。
というわけで・・・




3限の英語をお休みして、
その分バイトを早く切り上げ
遅刻してゆくことにしました☆

いやあ、これでバイト代も余計に稼げるし
よかったよかった(笑)

そんなわけで、終わり15分だけ
久々に練習に参加できたのです。
いやぁ、いいわエットインテラ。

廊下で聞いてたけど響いてなかなか
それらしく聞こえた(笑)

終わった後は、コマ解放。
しかし、コマが合わず1コマ。

まあ、その後は、普段あまり一緒に帰らない人たちと
帰ったんです(今日は飲み会があったため
結構皆そちらに行ったらしく)
いやぁ、やっぱ会話してると人柄って出ますねえ~
今日はのんびりしたメンバーで
なかなか面白かった♪


そして、また05の意外な一面を発見しました。

あ、それから、やっぱり携帯電話って
慎重に使うべきだなあって実感しました。

まあ、そんなこんなで珍しく
22:00には帰宅しました!
すごい!快挙だ!


で、その後ゼミの志願書を書いて
今に至るのですが、
ゼミの志願書、真っ黒け・・・

こんなんで先生は読む気起こるんでしょうか?
甚だ疑問。

そして、明日は、
バイト(新宿)⇒サークル(戸山)⇒バイト(新宿)
という非常に激しい1日になりそうです。
月曜は、
バイト(新宿)⇒バイト(生協)⇒アイヌ語発表
⇒バイト(新宿)⇒サークル(戸山)

というやはり恐ろしい1日に・・・
あぁ、せっかくの月⑤の休講が・・・
火曜は
バイト(新宿)⇒授業⇒サークル⇒授業
⇒多分ディベートの打ち合わせ

っていうやはり鬼のような日課。
水曜は
1、2~6授業、その後千葉県民コンパ。

うわ~これは悲惨な日程です。
休む暇ないじゃん!!!

ほんと、学生と労働者を行ったりきたりですわ。

at 01:31|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学 

素朴な疑問

最近話題のあれ。



NPOとかNGOとか。



ここ数年の私の素朴な疑問です。

政府は絶対にNPOは使うけど、NGOは使わない。

政府だけじゃなくて、結構NPOは出てきても
NGOは出てこないことが多い。


これは、私の思い違いでしょうか?

いや、多分政府がってのは間違いないと思うんです。

僕はNPOとNGOの差は良くわかりませんでしたが、

多分組織としてはNPOの方が
頑丈だったはず。


で、です。
そういう法律的なこととかを無視して、
勝手な解釈を加えます。


NPOは確か、
Nonprofit organization
(特定非営利団体)ですよね。
活動支援のための
特定非営利活動促進法が98年に成立しています。 

つまり、企業などのように営利目的ではなく、
行政ともまた違った非営利の社会的活動をする組織
ってわけですね。
いつか暴力団が隠れ蓑に使ったことがありましたけど。


それに対して、NGO
Non-Governmental organization
(特定非政府組織)

民間の組織であることには変わりないですが、
非営利の団体であることにも変わりないですが、
社会活動ではなく、
平和・人権擁護・環境保護・援助などの
分野で活動している組織だそうです。

市民団体に近いものがありますかね。

※基本的に政府は市民団体が
あまり好きではないようです。


そうです。
NGOは非政府なんです。
別に反政府とかじゃないですけど、
これって、割と政府の活動に反対するものが多いわけです。
それは、活動分野を見ればわかります。
平和・人権擁護・環境保護・援助
これらは、政府が加害側に回ることが
非常に多い分野です。

よって、NGOの活動は
往々にして政府批判になる場合があるのです。

(イラク攻撃の際も、
自衛隊の派兵で多くのNGOが
活動できなくなったと言って、
政府と対立していました)

NPOの社会活動は
どちらかと言うと、政府と方向性が同じだったり
する場合も多いかもしれません。

政府がNPOのみ取り上げて、
マスコミが、NPOの報道に積極的なのは、

私の独断と偏見の考えでは、
恐らくここにあると思います。
やっぱり、政府としてはNGOが台頭しては
困るわけですし、
マスコミとしては、NGOの取材ばかりして、
「反体制」「左翼」などと攻撃されても
困るわけです。


僕が受けた教育では、
「NPOやNGO」
というように、並列の関係でした。
でも、政府がNPOのみ支援する法律を
作っている辺りからも、
どうやら、非営利か非政府かと言うところで
明確な線引きがされているようです。

at 01:07|PermalinkComments(4)mixiチェック 社会 

2005年10月29日

いつか来た道

「勝ち抜く僕ら少国民」
上村数馬作詞・橋本国彦作曲

必勝祈願の朝参り
八幡様の神前で木刀振って真剣に
敵を百千切り倒す
力を付けてみせます

今朝も祈りを込めてきた。

今日、増産の帰り道
皆で摘んだ花束を
英霊室に供えたら
次は君らだ分かったか
しっかりやれよ、頼んだと
胸に響いた神(英霊)の声


あとに続くよ僕達は
君は海軍予科練(飛行予科練習生)に
僕は陸軍荒鷲(飛行機操縦士) へ
やがて大空飛び超えて
敵の本土に空高く
日の丸の旗立てるのだ


これは、戦争中に流行した歌だそうです。
少国民。
天皇陛下の臣民として、
戦前の日本の子ども達に求められたのは、
少国民として生活することでした。

さて、この歌は今日の教育原理の授業で
紹介されたものなのです。

すさまじい歌詞ですよね。

敵を千百切り倒す~
なんて、恐ろしいことを平気で教えるんですから。
しかも、必勝祈願の朝参りで、八幡様の神前で。
直接国家神道に結びつくとはいえませんが、
神様に祈るわけですね。

そいでもって、
次は君らだわかったか、
しっかりやれよ、頼んだと
胸に響いた神(英霊)の声。

ここに靖国神社が果たした
大きな役割が現れているようです。
英霊室は靖国神社ではないですが、
結局のところ、効果は同じで、
最終的には「次は君らだわかったか」
になるわけです。
それが、神の声として胸に響いちゃうんですから、
すごい効果があるわけですね。

そして、あとにつづくよ・・・とくるわけです。
海、陸、空の舞台へそれぞれ少年兵として。
そして、そこに出てくるのは、
侵略の象徴であり、戦勝の象徴である
日の丸。
結局のところ、戦いに勝って、敵の本土に
日の丸を立てるんだ!
という帰結になるわけです。

つないじゃうと、
・木刀振って敵を百千切り倒す訓練をする
       ↓
・英霊達の「次は君らだ」という神の声を聞く。
       ↓
・それぞれ兵隊になって、敵の本土に日の丸を立てるんだ!
(侵略のしるしに)

と言う歌ですよね。
これは、歌だけの話ではなく、
実際に教育が同じようなことをやっていたわけです。

つい60年ほど前に。


今はどうでしょう。
東京では日の丸君が代の
有無を言わせぬ強制が進んでいます。
自民党は今日改憲草案を発表しました。
靖国神社に首相は懲りずに参拝します。
非国民発言、英霊発言は次々飛び出します。

さて、いつか来た道を
また歩もうとはしていないでしょうか?

こんな恐ろしい歌を
もう二度と歌わないようにしよう。
そう誓ったのは60年前、
それを痛切に感じたのは教師だったでしょう。
「教え子を再び戦場に送るな」
のスローガンは戦後一貫してきました。

さて、それでも、揺らぎが見られる今日、
私たちはもう一度、
こんな恐ろしい状況を招いてはいけないと心に誓い、
注意深く社会を見る必要がありそうです。


at 01:20|PermalinkComments(0)mixiチェック 平和 

2005年10月28日

都知事の沖縄観

 在日米軍再編協議に絡み、東京都の石原慎太郎知事が、米軍普天間飛行場移設に関し「伊江島なんてのは普天間のわりと近くで、滑走路が2本もあってほとんど使っていない」と、伊江島への移設推進を示唆する発言をしていたことが24日、分かった。発言に対し県内からは「伊江島の歴史や痛みを知らず、無責任」など批判の声が上がっている。
 21日の記者会見で、石原都知事が推進する米軍横田基地の軍民共用化についての質問への答えの中で発言した。横田基地の軍民共用化を含む日米間で再編協議が進展しないのは「バリアー(障害)が普天間の移転」と指摘。その上で「沖縄みたいにたくさん空いている土地があって、そこが良いと言っているわけではないが、伊江島なんてのは普天間のわりと近くで、滑走路が2本もあってほとんど使っていない」と発言した。
 また「そこを考えると住民の反対があり、住民の反対を沖縄のメディアがあおる。あそこは残念ながら反政府、反体制のメディアしかない」と県内メディアを批判した。
 発言に対し大城勝正伊江村長は「伊江島は沖縄戦で焦土と化し、なお基地を背負いながらSACO合意でパラシュート訓練を受け入れた。発言は、伊江島の歴史や痛みを知らず、自分の都合(横田基地の問題)で基地を小さな島に押し付けようというもので迷惑千万」と不快感を示した。
 内間博昭村議会議長も「村、村議会はこれ以上の負担は受け入れられないと普天間移設反対で一致している。なぜ都知事が伊江島に移設などと無責任に口を挟むのか」と憤った。
 石原昌家沖縄国際大学教授は「基地負担に苦しむ沖縄にさらに押し付けようという発想で、基本的な認識に沖縄差別がある。暴言そのもの。伊江島も移設候補地とするアドバルーンを上げているのではないか」と話した。
 また保坂廣志琉球大学教授は「基地押し付け論の典型」と指摘。県内メディアの批判に「住民の声を代弁している沖縄のメディアは、住民の呼吸と同じ。メディア批判はお門違いだ」と語った。

(琉球新報 10月25日)

米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、東京都の石原慎太郎知事が二十一日の記者会見で、「伊江島は普天間の近くで、滑走路が二本もあってほとんど使っていない」と発言していたことが、二十五日までに分かった。伊江島移設で事態を打開する主張とも受け取れ、伊江村からは「一知事として度が過ぎる」などと反発の声が相次いだ。
 石原知事は普天間移設問題を米軍再編協議の「一つのバリアー(障壁)」と指摘。自身の公約である横田基地の軍民共用化が「とばっちりを受けたのではたまらない」と懸念した。
 「沖縄にたくさん空いている土地がある」との認識を示し、「そこがいいと言っているわけではない」と前置きした上で、伊江島の補助飛行場などに言及した。さらに「住民の反対を沖縄のメディアがあおる」と批判。発言について、伊江村の大城勝正村長は「沖縄戦の激戦地となり、土地の強制接収で軍用地面積が三分の一を占める状況。いくら東京だとはいえ、一知事として度が過ぎる」と批判。「マスコミがあおっているのではなく、これ以上の基地負担に反対するのが村民の総意だ」と強調した。
 同村では先月もパラシュート降下訓練中の米兵がフェンス外の畑に降下したばかり。阿波根昌鴻さんゆかりの「わびあいの里」の謝花悦子さんは「島に住むわれわれを無視して言いたい放題で、悔しくて言葉も見つからない。沖縄を再び殺すつもりか」と憤った。
 都秘書課は発言の真意に関する本紙の取材に対し、「個別メディアの質問には回答していない」とした。

(沖縄タイムス 10月26日)

さて、ここに挙げた(無断転載した)記事は
沖縄の2つのメディア、
琉球新報と沖縄タイムスの報じたものです。
全国紙は恐らく報道していなかったと記憶しています。

何かと問題発言が多く、
最近ではメディアが取り上げないため
問題発言が明るみに出ない都知事ですが、
今回は米軍基地に関するこんな発言。

どう思いますか?

正直なところ、現在の問題に精通しているわけではないので
なんともいえませんが、
あまりに自己中心的というか
沖縄住民を馬鹿にしていると言うか、
そういう発言ですよね。

伊江島というのは詳しくは知らないのですが、
もともと飛行場があって、
沖縄戦でも相当な被害にあっていたはずです。
それを、何もなかったかのように
まるで、日本地図だけ見て、
そこに歴史も人もいないかのように
将棋か何かのゲームのように、
飛行場をぽ~んと配置するかのごとき発言ですよね。

そこには、歴史があり、
今も苦しめられている現実があり、
それでも受け入れねばならない現実もあり、
そこに生活する生身の人間もいるのに、
どうしてこうも無機質な無神経な発言ができるのでしょうか。
この人の神経を本当に疑います。


しかも、そこにきてマスコミの批判にも持ってきています。
確かに、沖縄のメディアは、
多くのメディアにはない視点を持っているのは事実かもしれませんし、
だからこそ、面白くもあるのです。
メディアの使命は権力の監視。
反体制、反政府でどうぞ結構じゃないですか。
それを、非難して、
あからさまに体制よりのメディアが良い
と言っているあたり異常な状態です。
表現の自由、思想信条の自由が認められている
この日本において、
それを否定するかのごとき発言が普通に出てくるのも
問題ありでしょう。

そして、これを取り上げないメディア。
全国、大手のメディア。
もはや、体制側に組み込まれつつあるといっても
過言ではありません。

結局のところ、
どうも都知事は自己中のようです。
自分のところの基地はなんとか解消したい。
だから、沖縄に土地がある島があったし
あそこに移しゃあ良いや
というなんとも自己中かつ傲慢な、無神経な考えですね。
米軍基地そのものを減らそうと言う努力もせずに、
痛い部分を沖縄(だけじゃないですよ)に押し付けようとする。
それは間違っていないでしょうか。

これは、沖縄だけではありません。
歴史的に沖縄は、本土よりも苦しめられてきた歴史がありますから、
特に問題があると思いますが、
「土地があるから」「使ってないから」
成田に移そうと言っても、
当然同じように問題があるわけです。


れを一番読んで欲しいのは都民ですね。
彼の暴走を止めるのはもはや都民の一票しかないのですから。


at 02:09|PermalinkComments(4)mixiチェック 平和 

寒い

いやぁ、もう10月も終わりなんですねえ。

団費払ってないとかそんなことは忘れて
冷えてきました。
秋は、うちのほうでは空が澄んでいるため、
星がきれいに見えるし、
地球の丸さを実感できるのです♪
美しいですよ~
毎日空を見上げながら帰るわけです。

とはいえ、澄んでいると言うことは
ある意味では冷えやすいわけです。
そんなこんなで、このところずいぶん冷え込んできましたね。
今も寒いです。
そろそろ千葉県民は暖かそうな服に変化してくるかも(笑)

さて、そんなこんなですが、
今日は人科でした。
西武線が遅れてたらしく、
いつも乗れない急行に乗ることができ
いつもより早く小手指についたのです。
そこで05アルトに遭遇。
人科の05って濃いなあ~
といまさらながら感じます。
結局片一方の方とは授業もかぶっているので
授業開始までちょこっと話しました。
いやぁ、話すと人の印象って変わるんですね。
新たな発見♪

授業は非常に面白いです☆
3時間かける甲斐あり。

とんぼ返りで今度はアイヌ語。
ノペというこの前からやっている歌のつづきです。
いやぁ、長い(笑)
でも、拍があるので割と覚えやすいんですよ~。

その後ゼミのガイダンスへ。
平和学研究、一番興味のあるゼミです。
6限はディベートだったのですが、
これが非常に面白い!
昨日の憲法ゼミも面白かったけど、
それ以上にハイレベルで、
かつ休憩時間のつなぎも非常に面白い!
というわけで、非常に充実した90分でした。
7限もあったんですが、レジュメだけもらって帰ることに。
ま、要するにここに決めようかなあと言うわけです。
単純(笑)

しかし、あれです。
人数がやたらといそうなのは気になるところ。
チャイ語で見たことある人多数。
前期のポピュラーカルチャーの社会科学で見たことある人も若干。
日中関係史にいると思われる人も若干。

さてさて、どうなることやら。

あ、7限は普通の発表だったようですが、
話を聞いてると、
どうやら去年のゼミに近そうです。
先生の年齢も(笑)

去年は、基本は本を輪読。
大体章ごとにひとり担当してレジュメを作り
発表して、そこに皆で突っ込んで理解を深めるって
やつだったんですね。
なんか、平和学研究もそれに通ずるところがありそう。

昨日の憲法のは、
やっぱり法学のゼミだなあって感じもしました。

あ、まあもっとも、自分がやりたい分野は良く見えるものです。
客観視などとてもできません。
ただ、雰囲気、内容、先生ともに
悪くはない感じだし、
周りの反応も割と好意的だったから、
やっぱり倍率が気になるなあ。

そして、志願書?の締め切りが31日に迫ってるんですねえ。
あわあわ。

あ、ゼミガイダンスが終わった後は
部室へ。
何故か鴎を歌うことに。
僕、所沢キャンパス祭でないんですけど(笑)
あ、でもあんまり見かけてなかった05さんとか見かけて
あ~生きてた~とちょっと安心しました。

もっとも
東西線の本数のなさ、
大手町での接続の悪さ、
千代田線の本数の少なさ、
それに伴う乗客の集中、
それに伴う千代田線の遅れ
以上の諸々の理由により
ぎりぎりで終電1本前を逃しました。

千代田線・・・


使えん。



at 01:26|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学 

2005年10月27日

戦争の記憶

政府は二十五日午前の閣議で、「A級戦犯」に関して「我が国は、(サンフランシスコ)平和条約第十一条により、極東国際軍事裁判(東京裁判)を受諾しており、国と国との関係において、同裁判について異議を述べる立場にはない」とする答弁書を閣議決定しました。

 これは、民主党の野田佳彦国対委員長の質問主意書に対するもの。野田氏は、サンフランシスコ講和条約一一条や四回に及ぶ国会決議などで「『戦犯』の名誉は法的に回復されている」との立場から、「『A級戦犯』と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではないのであって、戦争犯罪人が合祀(ごうし)されていることを理由に内閣総理大臣の靖国神社参拝に反対する論理はすでに破綻している」として、政府の見解をただしていました。

 野田氏は、質問主意書で、東京裁判にも言及し、「A級戦犯とは…事後的に考えた戦争犯罪の分類」「A級戦犯はそもそも戦争犯罪人に該当しないと解釈できる」として、政府の見解を質問。また、東京裁判を受諾したとすれば「日本は『南京大虐殺二十数万』や『日本のソ連侵略』等の虚構も含め、満州事変以来一貫して侵略戦争を行っていたという解釈を受け入れたことになる」などとものべています。

 戦争犯罪人について靖国神社は、“戦犯はぬれぎぬであって、日本には戦争犯罪人などいない”などとして東京裁判を否定しています。

 政府の答弁書は、戦犯の「名誉回復」について「内容が必ずしも明らかでなく、一概にお答えすることは困難」としながら、靖国神社に合祀された「A級戦犯」十四人は、平和条約に基づく赦免・減刑などの措置がとられていないことを指摘しています。また、「極東国際軍事裁判所の裁判を受諾している」と従来の見解をくりかえしています。

(10月26日「しんぶん赤旗」)


ってなわけですね。
まぁ、この記事では細かい内容は良くわかりませんが。

結局のところ、歴史認識、あるいは過去の反省
っていうものは、
一時的に反省しただけでは、
時間と共に風化してしまったり、
都合が良いように解釈されてしまうわけです。

それは、恐らくは教育の中で
世代が変わっても深く心に刻まれるべきものであるし、
子どもだけでなく、国民全体で、
繰り返し繰り返し心にとどめるべきことのはず。

実際に、国際社会に向かって、
「あの戦争は間違いじゃない!」と叫んでみたところで
到底受け入れられるはずもなく、
一気にそう主張してもなかなか受け入れられない。

だからこそ、まずは後々の世代に
戦争の悲劇を、戦争の反省を伝えること、
(主に教育の場において)
を控えさせる。考えさせないようにする。
日の丸・君が代を有無を言わせず強制して、
おかしいことをおかしいといえなくする。
そうしておいて、
徐々に徐々に歴史から加害性を剥ぎ取ってゆくわけです。

侵略ではなかった。
従軍慰安婦はなかった。
南京大虐殺はなかった。
陸軍の暴走だった。
そもそも東京裁判は不当だ・・・

そして、その先に見えてくるのは、
憲法の改悪、教基法の改悪、
そして、
戦争できる「普通の国」への脱皮

結局のところ、
私達が過去を記憶しようと努力しなければ、
権力者に簡単に書き換えられてしまうようです。

そいでもって、
結局こうなってくるわけです。

政府は25日の閣議で、首相の靖国神社への公式参拝について「宗教上の目的によるものでないことが外観上も明らかである場合には、憲法第20条第3項の禁じる国の宗教的活動に当たることはないと考える」とする答弁書を決定した。民主党の野田佳彦国会対策委員長が提出した、小泉首相の靖国神社参拝に関する質問主意書に答えた。

 政府は「(私的参拝は)憲法との関係で問題が生じることはない」としたうえで、公式参拝に言及。「神道儀式によることなく追悼行為としてふさわしい方式によって追悼の意を表する」場合は国の宗教的活動に当たらないとした。

 政府は同時に、社民党の辻元清美衆院議員の質問主意書への答弁書でも、小泉首相の参拝問題に触れ、「一人の国民として参拝した」と説明。「参拝の適否について政府として立ち入るべきではない」とした。

(10月25日「朝日」)

明らかにことの本質を隠蔽しています。
確かに、公私の別が憲法判断の基準で、
そこに焦点は行くのですが、
それでは、それが最大の問題化というと、
靖国の構造上の問題であるなら
公私の別は、表面上の問題であり、
もっと深い問題があるはず。
ここで、議論を打ち切ってしまえば、
そういった深い部分に話が行かないし、
それを狙っている可能性すら感じます。


なんだかまとまりがないですが、
歴史認識は非常に重要であり、
それは、絶えず思い出し、考えないと
すぐに忘れられ、
歴史が繰り返されてしまうと言うことです。

最近、日中戦争直前の状態って
こんな感じだったのかなあと思う
と言うような意見を耳にします。
本当にそうならないようにするためには、
様々な情報に疑いの目を持ち、
しっかりと権力を監視し、
自分の頭で考える必要があるのではないでしょうか。

at 00:45|PermalinkComments(0)mixiチェック 平和 

平和な(予定だった)1日

今日はわりかし平和な1日でした。

あ、そうでもないかも(笑)

朝、7:06の列車に乗るため家を出ようとするが、
サークルで必要な証明写真を探していたところ、
ぜんぜん発見されず、泣く泣く諦める。
この列車が1限に間に合うリミット・・・
次の列車は7:30。
探しても探しても出てこなくて
あちゃーと思っていたら、
なんと何度も探したファイルに入ってました。
軽く漁っただけじゃだめみたい・・・
ほんと、朝からとちってますねえ。

そいでもって
布佐7:30・常磐線直通上野行に乗り込みます。
高校に通っているときはいつもこの列車に乗ってたので
なんか懐かしくなりました。
しかも、ここ数年で新型車に置き換わっていたのですが、
今日は珍しく1編成のみ残っている古い車両が
やってきたもんだから更に懐かしさ倍増です。
それに旧型車の方が暖かいんですよ~♪

もっとも、この列車は地元高校生が一番乗る列車なので
相当混雑します。
ええ、それは覚悟の上。

水曜1限は9:10からなので
それにかすかな希望を抱いて乗ったのでした。

我孫子。
いつもはここで千代田線直通の各駅停車に乗り換えるところ、
今日は、立ちっ放し覚悟で快速に乗り続けます。
いざとなったら2限部室で寝ればよいわけです。
ところが、ここで奇跡が起きました☆
なんと、柏駅で椅子が空いたのです。
ラッキー♪♪
というわけで、柏―日暮里間でめでたく座れたのでした。
ところが、次の関門は山手線。
新宿方面はいつも空いているはずなのに、
今日は目白で人身事故だったらしく列車が遅れて
ホームが人であふれかえってました。
階段から下りれなかったし。
当然来た列車には乗れないわけです。
あ~1本分遅くなった・・・
と思いきや、次の列車から数珠繋ぎなんですね。
空いてました(笑)
とはいえ、運転が下手なんだかブレーキ構造が悪いんだか
加速と急ブレーキを繰り返しながら
どんどん客を増やし池袋へたどり着くわけです。
ここからは地獄ですね。
いやぁ、池袋から乗る人たちは気合はいってますねえ。
よくもまああんな電車に乗ろうと思うもんです。
ありえません。
埼京線の超混雑区間から
池袋経由で通っている友人に
敬意を払いますよ(笑)


まあ、そんなこんなで相当なエネルギーを費やして
高田馬場に着いたのは8:58
北千住からの210円を払い、
かつ、都営バスの170円を払い、
なんとか9:10には17号館地下に辿り着いたのでした。

いやあ、通学も一苦労。

もっともその後は平和な1日でした。
あ、違うかも(笑)

2限は明日の授業で使うために新聞をあさりに図書館へ。
その後部室で昼御飯を食べ、
3限は社会学。眠い。暑い。
しかも、社会学が終わって窓の外を見てみるとどんより。
嫌な予感・・・
あぁ、水が降ってきてますねえ。傘ないのに。
4限は日中関係史。
    眠い。暑い。空気悪い。
    ダウン・・・

5限は社会科学総合研究。今日はテスト・・・
    いつもの3倍くらいの人数がいました(笑)
    サークルの先輩の隣の席で受験。
    独特の味のある面白い先輩です(笑)
6限は地球環境論は休んで、
    憲法ゼミのオリエンテーションへ。
    死刑制度についてのディベートをやってました。
    う~ん、時間が短いのもあるんでしょうが
    やっぱり、難しいですねえ。
    自分の判定とは結果がひっくり返ってましたが。
    突っ込むだけなら幾らでもできるんですが、
    立論するのはね。難しい。あぁ、11月8日・・・
7限は部室へ。明日の勉強やらくつろぎやら。
    いやあ、いつも妙なエネルギーをくれるアルトの面子は
    今日もいました(笑)
んで、極め付けが夕食。
今日も弥生軒でたぬきたまごそば
いやぁ、ほんとこのところそばばっかです。
いやはや。

あ、でも今日は終電回避して1本前で帰ってきました☆

もっともこれから課題の勉強。


そして、明日は人科デー。結構楽しみ♪

あ、そして、平和学のゼミオリエンテーションも
明日なのです。



楽しみ☆

at 00:07|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学