2006年04月

2006年04月30日

沈黙の森

ここしばらく読んでいた本を
ようやく読み終えました。
いやはや、途中課題本とかも加わって
わりかし時間がかかった。

『沈黙の森』
北日本新聞社編集局 北日本新聞社 2005


北日本新聞社は富山県の地域紙で、
千葉日報みたいなもんですね。
で、その北日本新聞社が、
富山でのクマの被害の急増をきっかけに
行った「沈黙の森」という連載記事や
シンポジウムなどを一冊にまとめたのがこの本。
クマの被害の急増や、
そのほかの様々な「今までには考えられない」
環境の変化、人間への被害を
山、特に里山の環境の変化、崩壊に
焦点を当てて取材してゆくというものです。
山の荒廃、里山の荒廃の裏には、
少子化や高齢化、
戦後から高度成長そして、現在へと
時代に翻弄されてきた山の歴史や、
忍び寄る地球温暖化、
ひとびとの認識不足などの
様々な要因が存在するのです。

一見すると山の問題、田舎の問題に見える
そのような問題ですが、
そもそも、少子化や高齢化は
戦後東京、あるいは地方都市への
人口集中政策が招いたものであったり、
戦後の木材需要、
高度成長期の木材需要、
それ以後の外材輸入による価格暴落、
といった歴史も、
都市住民と無関係とはいえません。

また、都市住民といえども、
(クマが生息するような大きな山でなくても)
身の回りには割と自然環境が、里山が
残っていたりするものであり、
(現に我孫子市にも里山はありますし)
もとの農村地帯に住宅地が進出してきたという意味では
都市住民こそ考えるべき問題な気がします。

この本の中では様々な視点から
山、里山と人間、
山と海、
自然と人間、動物と人間
そういった、さまざまな関係から
クマ出没の問題を捉えようとしており、
その多角的な視点と、
取材の継続性は非常に興味深いです。

環境問題に興味がある人、
少子高齢化など地方問題に興味がある人、
都市における自然空間に興味がある人、
野生動物の保護に興味がある人、
広い意味で自然に興味がある人、
そういったひとにはぜひお勧めの一冊です。

自然保護より人間の生活が大切だ!
と思っている方にも
ぜひお勧めの一冊です!


at 01:27|PermalinkComments(0)mixiチェック 趣味 

400件

というわけで、この記事で400件目です。
そんな関係で、何か面白いことでもしたいなあと
様々思案した結果、やはりそういうことは無理だという結論に達したので、
無難に記事を書きます。

とはいえ、何か気になるので、
アクセス解析でも見てみることにしましょう。
どうやら僕が個別に教えた早混の人より
外部から飛んでくる人のほうが多いようですね。

よく引っかかってる単語は
ぷに氏、明混、国鉄動力車千葉労働組合、
明日の空に羽ばたける翼を、布佐、Kaeru君、
宇和島、進研模試、採点、早稲田…

ってか明混が非常に良く引っかかるんですけど…
早混では滅多に引っかからないというこの、ねえ。
あと、意外と引っかかってるのが動労千葉と
明日の空に羽ばたける翼を。
なんでだかなあ。
Kaeru君もだいぶ引っかかってました。
宇和島ねえ…。

まぁ、そんなこんなですが。
いやはや、恐ろしいですねえ。

さて、そんな今日、何をしていたかというと…
まず、朝起きて、肩と首を痛める。
そして、足も痛める。
あとは、庭の草むしりをしたり、
本を読んだりといった生活。
出掛ける計画も、雨が降ったためおじゃん。
やっぱり外に出なければ体がなまってしまいます。

そして、連休中やろうとしていることは、
たまった読書マラソンのコメント記入。
残っている本をさっさと読んで、
英語の予習をする。
ついでに教育方法研究の宿題もやる。
あとは、明日カメラマンの仕事をすることが決定し、
多分サークルの友人と語る日もあるはず。
そいでもってサークルの練習が立て込み、
最後が六連。


早いもので4月も残すところあと1日。

連休明けからは本格的に始まりますねえ。
いろいろと。

連休明け以後…

月曜
①空き
②空き
③英語
④政治学
⑤哲学
⑥政治機構論
⑦空き
⑧空き
火曜
①空き
②地域・社会とことば
③産業社会論
④チャイ語
⑤教育方法研究
⑥先生練
⑦先生練
⑧空き
水曜
①空き
②生協
③生協
④日本現代文化論
⑤ゼミ
⑥空き
⑦空き
⑧空き
木曜
①生協
②生協
③チャイ語
④空き
⑤社会科教育法
⑥外国史概論
⑦建築文化論
⑧空き
金曜
①空き
②空き
③生協
④アイヌ語
⑤平和学
⑥地歴教育法
⑦空き
⑧空き
土曜
①空き
②21世紀世界における戦争と平和
③英語
④土地法
⑤サークル
⑥サークル
⑦空き
⑧空き



うわ、厳しいわこれ。


というわけですが、
まぁ、頑張ります。
いろんな意味で頑張ります。
どうやら連休明けには本格的にいろいろありそうな気配なので
今から必死に根回しします(おい)

まぁ、でもゆっくり時間をかけて
解決してゆきたいもんですわ。

at 00:27|PermalinkComments(0)mixiチェック 今日の出来事 

2006年04月29日

ご当地チェック

枯畑さんがやってたのを見てやってみたくなりました。

●  しかし、千葉にあるのに「東京」ディズニーランドという名称が気にくわない。
⇒浦安は千葉ではないと思うのですがね。
●  しかし、袖ヶ浦にある「東京ドイツ村」の方がやばいと思う。
⇒やばいと思います。
●  給食に味噌ピーが出た。
⇒ご飯の上に絞り出して食べたもんです。
●  市外局番「04」は千葉のもんだ。
● あいこが続くと「ショ!ショ!ショ!」といい続ける。
⇒全国共通じゃないんですか?
 「グーチ」も超ローカルみたいだし・・・
● チバリーヒルズのことも、恥だと思っている。
● 京成船橋駅の踏み切りは電車が渡りきっていないのに開くのは危険だと思う。
● 京葉線はあまりにうるさいので車内でしゃべると疲れる。
⇒朝の成田線も負けていません。
● 京成船橋駅の踏み切りが下がっているのに横断したことがある。
● 小学校の社会科見学で醤油工場に行った。
⇒惜しい!好き好んで「個人」で見学に行きましたが。
● 茨城県は関東地方ではなく東北地方だと思っている。
⇒やつも立派な関東です。
● したがって、さいたま市が合併によって政令指定都市になったのはいかさまであると胸を張っていえる。
⇒強引ですよね。
● 千葉テレビは夏の高校野球の期間とテレビショッピングの時間以外は見ない。
● 他の県も県境はすべて川だと思ってた。
● 京葉線海浜幕張駅と対照的な総武線幕張駅の寂れ具合がちょっと悲しい。
⇒どっちもどっちな…
● 近所にマルエツ、もしくはジャスコがある。
⇒両方とも千葉ニューに。
● 「春のセンバツ」は嫌いだ。
⇒千葉県あんまりでないからね。
● 「私鉄」は「JRより高い」のが普通。
● 北総鉄道沿線の住民と東葉高速鉄道沿線の住民は運賃の高さ日本一を巡り互いにライバル意識がある。が、運賃の高さそのものには辟易している。
● 運賃の高さについては、小湊鉄道沿線や京成ちはら線沿線の住民も黙っちゃいない。
● 湘南の海にはほとんど行かない。「しょうなん」と言えば「沼南」である。
⇒当然です!
● 「国鉄千葉駅前」という京成線の駅名にはさすがに違和感を持っていた。
愛着わきそうだけど。
● そして「谷津」駅に普通電車しか停まらなくなった事に哀愁を感じる。
⇒急行なくなったからね。
● 習志野文化ホールで合唱コンクールをした。
⇒我孫子市民会館と柏市文化会館でなら…
● 茨城人のことを「川向こう」と言う、っていうか,はなっから眼中にない。
⇒言う言う!「川向こう」って。ただし、人じゃないし眼中にはあるけど。
● したがって「チバラギケン」を言われることが最大の屈辱だ。
⇒そんなことないよ。
● そのさっちゃんが「さざんか募金運動」の募金箱になっていることを知っている。
● 県外から千葉県に入る大河を渡るとき、なんだかホッとする。
⇒非常に!
● でも「ようこそ千葉県へ」といちいち大きな看板で言われるのはちょっと恥ずかしい。
⇒近くにあったなどでかい看板。でも恥ずかしくないけど。
● 津田沼・船橋から都内に出るのに、西船橋から東西線を使うと安いことを知っている。
● 東京で電車に乗ったときに降っていた雨が、降りる頃には雪になっていた経験がある。
● 子どもの頃、「青い海」か「白い砂」で海水浴に行った。
⇒房総の海へ行く臨時列車ですね。行ったことないけど(おい)。
● 「さざなみ」「わかしお」を使うのは小金持ち。
● 総武線と京葉線の接続の悪さには、ほとほと疲れている。
⇒常磐線と武蔵野線もお忘れなく。
● 北総公団鉄道の初乗り300円はぼったくりだと思う。
⇒私鉄ってその程度だと思ってた。
● 下総台地に関東ローム層の地層を見つけて、つい喜んでしまったことがある。
⇒木下貝層もね!!
● 「東葛飾」と書いて「とーかつ」と読む。
⇒当然です!!!
● 総武線に乗っていると年中眼にする、「祝・市船甲子園出場」の横断幕を見て、心躍る、そんな自分が好きだ。
⇒「祝・布佐高校ウエイトリフティング部全国大会出場」も心躍る。
● 京成とJRの乗り換えで酒々井、佐倉、津田沼、西船を使わずに成田、幕張本郷、千葉、船橋を利用する。
⇒前者を使う人はいるんですか?
● 「県外車、事故おこすな!」の看板は、地元民でもいかがなものかと思う。
● 田舎もんだとは決して思っていない。基本的に自分は東京人と何ら変わらないと思っている。
⇒東京人とはまったくの別物です!
● 小4の社会科の教科書は「すすむ千葉県」。
⇒懐かしい!
● ヒゲタ醤油がスーパーに置いてあるのは当たり前。
⇒我が家はヒゲタです!なければ探し回ります。
● 母親のお気に入りの魚屋は、大漁節を流しながら銚子から車で売りに来る魚屋さん。
⇒そんなこたないけど、成田線の行商は誇り。
● 総武線エリアと常磐線エリアはまったく別モノだと思う。
⇒そう思うけど、ちょうど境だから…
● 房総キティの存在は恥ずかしくて誰にも言いたくない。
⇒成田山キティーは? 落花生キティーは?
● 小学校の時、しょっちゅう光化学スモッグのため、休み時間外に出るなといわれた。
⇒「光化学スモッグだから外で部活したくない」とは児童が言った。
● 時刻表通りに動かない京成線でも、自然災害のときに強いのが誇りだ。
● 東京アクアラインは通るものではなく眺めるものだ。
● 市街を循環する、無料のシャトルバス、千葉+バスで『チーバス』の利用者が少ないのは、そのネーミングのダサさにも一因があるような気がしてならない。
● 日本の空の玄関口であることが自慢だ。
● それなのに、日本の空の玄関を羽田にしようとする扇千景が許せない。
● 県外者から習志野、袖ヶ浦、野田ナンバーについて悪口を言われると、ちょっとだけ郷土愛に目覚める。
● 菜の花とピーナッツ好物だ。
● アスレチックは、清水公園だ。
⇒懐かしい!
● 生まれてはじめて飲んだコーヒーはマックスコーヒーだ。
⇒雪印コーヒーをカウントしなければ。
● 『金権千葉』という呼ばれ方に少なからず胸を痛めた。
⇒とはいえ、おおよそおんなもんだと。
● 一番最初に日の出が拝めるのは銚子の犬吠崎なのを知っている。
● 幼稚園時代に芋ほりをやったことがある。
⇒幼稚園から小6まで9年間ね。
● 浦安、行徳地区の人を千葉都民と呼ぶ。
● 新京成鉄道が意外と知られていなくてショックだ。
● 初詣は成田山だ。
● 1(鎌ヶ谷市初富)~13(成田市十余三)の数字の地名が言える。
⇒初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、九美上、十倉、十余一、十余二、十余三
● 「千葉県の名産は?」と聞かれると「落花生」と答えるが、どこか自信なさげ。
● 川が臭い。
● 綾瀬から先は、正式には千代田線ではなく常磐線だが、千代田線だと言い張る。
⇒常磐線各駅停車って言っても誰もわかってくれないからね。
● 「マザー牧場」で、子豚レースをやったことがある。
⇒妹が。
● 北習志野で東葉高速線に乗り換える位なら、津田沼・西船橋の両方で乗り換えた方がましだ。
● しかも東京ドイツ村に行ってしまった。
⇒向かいの家の人が行きました。
● 鴨川シーワールドにも行ってしまった。
⇒妹と母親は行きました。
● 手賀沼、印旛沼の臭さには今さら驚かない。
● 21世紀梨は、鳥取ではなく、千葉県松戸市が発祥の地であることが自慢。
● ctcが何の略か知っている。
⇒千葉テレビ。
● ナシとビワはいつも食べ過ぎてお腹をこわす。
● マツキヨ発祥の地が自慢。
⇒自慢ではない。
● 都内で呑んでいると、仲間と終電の時間が合わない。
⇒全然あいませんね。
● 北西部の人間は、千葉市が県庁所在地であることに疑問を持っている
⇒明治期の力関係でしょう。
● 旅先で「どちらから来ました?」と聞かれ、思わず「東京」と答えて自己嫌悪になる時がある。
⇒千葉で通じないときは…
● 新宿を午後11時前にでなきゃいけないのは100歩譲っても、群馬の高崎市に帰る人より40分も早く帰らなきゃいけないのが解せない。
⇒高崎線の終電遅いから。
● ナニゲにクラスメートには必ず家が農家の奴がいた。
⇒いたいた~そろそろ田植えの時期ですね。
● 柏駅前に違法駐車している土浦ナンバーの車を見ると、国を侵略された気分になる。
⇒うちの駅前は土浦ナンバーばっかですが侵略されたとは思わない。
● 武蔵野線で江戸川を渡ると国境を越えた気分になる。
⇒埼玉への?(笑)北総線のほうが気分になります。
● 東京湾は千葉のもんだと思っている。
● 利根川も千葉のものだと信じて疑わない。
● 学校の屋上から見えた山で名前が分かるのは筑波山と富士山だけだ。



基本的に設問の多くを京葉エリアの人が書いたのが
なんとなく伝わってきますね(笑)

at 01:42|PermalinkComments(3)mixiチェック 我孫子 

メール

先日迷惑メール対策をしたら


迷惑メールが来なくなりました!




でも、MLも来なくなりました…



そこで設定を解除したところ、


MLは無事復活しました!





でも、迷惑メールも復活しました…




そこで調べてみました。
ぷに氏の1日の受信メール。
4月28日0:00から23:59までの受信メールの内訳。


個人からの個人宛のメール…4通
ML…4通
迷惑メール…47通



<分析>
MLは少なめだと思います。
個人宛のメールは、授業の問い合わせとかあった関係で
普段の倍程度。
迷惑メールは…まあ、少なくなったほうだと思いますね。
ひどいときは起きると20通以上たまってましたから…
最近は朝の列車の中で迷惑メール消すのが日課で困ります。






調べるついでに、今日のレジ打ちについても少し調べました。
生協のレジ打ちですが、レシートを後から調べたところ…

僕の今日の最大処理能力

5人/1分


でした。

即ち12秒に1人。



お、恐ろしい…

at 00:42|PermalinkComments(0)mixiチェック 今日の出来事 

教育基本法「改正」に反対します!

今日、教育基本法「改正」案が閣議決定された。
会期延長なしでの法案可決は難しいとされているが、
依然として予断を許さない状況である。

教育基本法「改正」案最大の懸念事項は
「愛国心」に関する項目である。

そもそも、愛国心を教育によって持たせるべきなのか?
何をもって愛国心とするのか?
だいたい、ひとりひとりの心の中に国家権力が介入すべきなのか?
例えば在日外国人などの子どもはどう扱われるのか?


少し考えただけでも
多くの問題を抱えている。

最大の問題は、
心という内面に国家が立ち入ろうとしている点である。
こどもが、どのようなことを思おうとも自由であるはずである。
ましてや国家に対してである。
将来一市民として生きてゆくに当たって、
国家を批判的に見る目というものも
非常に重要になってくるはずである。
それを、教育という装置を用いて、
心を操作しようという考えには
まったく賛同することはできない。

しかも、愛国心の内容はよくわからない。
どのような態度を持って愛国心とするのか。
愛国心、即ち心の問題は、
算数や数学、国語、理科、社会、英語などを
はじめとする教科教育とは
根本的に異なるはずである。
「郷土を愛する」あるいは「国を愛する」態度は
子ども一人ひとりによって異なるはずだ。
それに、様々な理由から
郷土や国を愛せない子どももいて当然であるはずだ。
それを、教科教育と同じであるかのように
(つまり、ある一定の「正解」が決められ、
評価できるかのように)
考えるのは根本から間違っている。



恐らく、国旗国歌に関する問題は
これを機に国家に大きく踏み込まれるだろう。
「国旗国歌を実施することが国を愛することだ」
という理屈で。

しかし、何故そうなのかは誰も説明できないようだ。


さらに、である。
こと教育基本法を教育改革の本丸と
位置づけるような論調が「改正」推進派ではなされている。
しかし、本当に現在の教育に関する
様々な問題が教育基本法に由来するものなのか、
それについての考察は見られない。
せいぜい、自由や民主主義を重んじすぎたから
こんなに身勝手なんだ、モラルが低下したのだ
という論調であるが、
それにしてもやはりおかしい。
教育基本法が謳っているのは
確かに民主主義の精神であり、
自由の精神であり、
個の尊重や人権意識などである。

現在の教育問題が教基法に由来するということは
少なくても以下の点から否定できると思う。

1.そもそも教育基本法はないがしろにされてきた。
教育基本法が成立してから約60年。
教育の憲法とも呼ばれてきたが、
1950年代の逆コース以降、
教育基本法は国家権力からの激しい攻撃にさらされ
骨抜きの状態にさせられてきた。
そのように、厳格に運用されることがなかった
教育基本法に原因を求めるのは
誤りではないだろうか。
本当に必要なのは教基法の厳格な運用である。

2.教育基本法は変えられなかった。
戦後一貫して教育基本法は変えられることがなかった。
そのことを考えると、教育基本法が成立して以来
教育を受けてきた人々は、
基本的にこの法律の影響を受けているのだ。
だから、現在の教育問題のみに影響を与えていると考えることは
不適切である。
もし、法律のせいであるならば、
同様の問題が、既に40年以上前から発生していても
おかしくないはずである。

3.そもそも法律の及ぼす影響がどれだけあるか。
教育問題を考える上で、教育基本法がどれほどの影響力を持つのか。
いや、確かに影響が大きいからこうやって反対しているのだが、
それは、あくまでも国家権力との関係である。
国家権力に対して教育に関して一定の枠組みを示しているのが
教育基本法なのである。

つまり、そこで変に歯止めをはずしたりすると、
国家権力による教育の不当支配が発生してしまう可能性がある。
だからこそ重要なのであって、
教育基本法は、教育に関して
国家権力に一定の枠組みを与えているものなのだ。
だから、教育基本法が直接教育問題の原因になるというのは
やや飛躍しているような感がある。
確かに、教育には影響を及ぼすが、
そもそも、何か問題が発生する際は、
まず社会状況であるとかが問題となるのであって、
法律自体が主に問題だとするのは
他の問題に関してもいただけない。
教育問題に関して言うなれば、
まずは、社会の状況(政治や経済など)に目を向けるべきである。

ひとつだけ例を挙げるが、
改正案では「家庭教育」について書かれているという。
要するに家庭教育の重要性を書いてあるのだが、
(まぁ、家庭の教育について法律で規定されるのもどうかと思うが)
たとえば、近年言われる
「家庭教育の崩壊」や「地域の教育力の崩壊」は
果たして教基法のせいであろうか?
それは、教基法に規定がないから崩壊したのではなく、
親が教育に関わることができない家庭事情
(例えば共働きであったり、母子、父子家庭であったり)
地域が教育に関わることができない地域事情
(共同体の崩壊、地域への無関心など)
によるものであるわけで、
教育基本法のせいなどであるはずもないのである。



ましてや、教育の憲法といわれる教基法の改正について
与党だけの密室で議論して、
国会に提出して数の力で採決しようとしているのである。
重要な法案だからこそ与野党ともに、
国民的な慎重な議論が必要であるはずで、
国民も、現場の教員も無視した形で
法律を決めてしまおうという考え方自体が
大いに問題があると思われる。


とにかく教育基本法の「改正」には断固反対である!


※教育基本法「改正」問題について知りたいとき…
岩波ブックレット615
西原博史著『教育基本法「改正」
―私たちは何を選択するのか―』2004
は非常に読みやすくコンパクトにまとまっている冊子だと思います。
興味ある方はぜひ読んでみてください


at 00:07|PermalinkComments(0)mixiチェック 社会 

2006年04月28日

飲み会

昨日はゼミの飲み会でした…

えっと、結論から申しますと
やっぱり2700円は大きいってのと、
レポート書く日に飲みに行くのは
半ば自殺行為だということ(苦笑)

まぁ、飲み会自体は21:30には終わっていたので
(一次会ですがね)
問題はないのですが、
まぁ、早混の飲み会じゃあ出てこないような
瓶ビールが次から次へと出てくる出てくる。
こちとら演奏会が近いから
あまり騒がないようにはしていたものの、
何故か、僕のいたテーブルは
2年が3人、3年生が1人で
やたらとスピードが速いんですよ
(食べ物のね)
それでビールと。
まぁ、きつかったですね。
基本的に余り酔わないのですが、
やっぱりきついものはきついです。
とりあえず、二次会には行かずに
逃げたわけですが、動くのが億劫で
山手線で上野まで寝て復活しました。

と思いきや、
帰ってきてからもやはり体は思うように動かず、
結局朝方までうとうとしながら
本を読み、(というか読めませんでしたが)
今朝は学校に行くなり端末室に籠もり、
でも生協のバイトに行かねばならず、
結局4限の特練切ってぎりぎり終わらせたわけです。
あぁ、あからさまに本の切り張りだというのがばれる…

そんなこんなで、チャイ語の予習は先週の使いまわしで、
復習する時間もなくぼろぼろ、
生協でもミスるし、
散々な感じでした。

チャイ語の後に友人からもらった抹茶の飴が
かなりの癒しでしたよ(笑)

しかも、当の外国史概論は
何故かまた退屈な感じで。
教室のほとんどが寝てるし…
7限の建築文化論は
非常に面白かったものの、10分延長という
ややいただけない結果だし。
千代田線は僕が乗ったやつだけ
小田急の遅れを引っ張って遅れたため
妙に込んでるし。

とりあえず教訓として、
飲む時期は選びましょうってことですね(苦笑)


あ、ちなみにADは昨日無事終了しました。
しかし、あれですね。
要特練ですね。
あなた歌えるのも残りわずかだし。

at 00:24|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学 

2006年04月26日

修羅場

今日はかなり不安定な一日でした。
あ、天気ではありません。
どちらかというと心の天気です。

まぁ、自分はあまり強い人間ではありませんが、
それでも、20年分の知恵というのか、
問題を解決してゆく方法は
それなりに経験しているつもりではあります。
勿論、まだまだ未熟ですがね。
少なくても、大きなトラブルを起こしたり、
他人に大きな迷惑をかけるようなことや、
筋の通らないことは
なるべくしないようにしているつもりではあるわけですが、

今日はなかなかハードでした。
う~ん、まぁ、最終的には自分の責任ですよ。
誰に責任転嫁しようという気もありません。
要するに自分の中の問題なのです。
逆に、自分の中の問題であるからこそ、
大きく影響するわけで、
簡単に他人のせいにできるなら
屁理屈は得意だし、よっぽどその方が楽です。

しかも、今回の場合、原因がよくわからないということが
問題を大きくしているわけです。
サブリさんの表情を見ても一目瞭然ですし、
自分でもわかるのですが、
しかし、それが何故そうなるのかについては、
なかなか分析できないという現実が
そこにはあるわけです。
サブリさんも首を傾げていましたからね。
というわけで、だんだん歌っているうちに
自分自身が嫌になってきました。
このまま、しばらく歌わない方が
問題を解決するには近道かもしれないわけだし。

やっぱり考えすぎなのでしょうかねえ。
合同練でもあってADとか考えずに
気持ちよく歌えば、
翌日には直ってるかも。
とか期待してみるのですが、
まぁ、なかなかそだにうまくは行かないもんですよ。

とりあえず、練後のアンサンブル特練は
面白かった(笑)

う~ん、悩みどころだ。


しかし、あんまり引っ張らない方がよいですよ。
ほんと。

at 00:44|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学 

憲法記念講演会

僕は行けないけど…


私の所属する西原ゼミの先生が
入っている研究会の講演会が今度あります。

昨年は大江健三郎とか
豪勢なゲストが来ていて、僕も行きましたが、
今回はサークルがあっていけません。
ということで宣伝をば。


全国憲法研究会
憲法記念講演会
2006年5月3日(憲法記念日)
13:00開場/13:30開演/16:00終了予定

会場:東京大学本郷キャンパス
    法文1号館25番教室


講演
杉田敦(法政大学)
「私たちにとって憲法とは何か」
山元一(東北大学)
「<戦後憲法>を抱きしめて」


興味のある方はぜひどうぞ。

at 00:38|PermalinkComments(0)mixiチェック 社会 

2006年04月25日

疲れました。

まぁ、いろいろと。
やっぱり授業多いのは大変ですねえ。
それが負担なのではないのだけんども。

日本人に最近増えているといわれるうつ病。
その代表的症状に
「人と会いたくない」
というものがあります。
それが、まぁ引きこもりに繫がるという話も
あるというわけですが、
僕の場合そう考えると、
あんまり縁がない気がします。
どちらかというと、疲れているときほど、
いろんな人との関係を持ちたくなるからですね。
まぁ、それだけに、
真に誰とも会いたくなくなったら
かなり危険かもしれませんが。

さぁて、こんなに疲れる原因は何なんだか。
とりあえず、目下最大の問題は、
疲れるだけではなく、
やる気が起こらないことですね。
大学にいるときは起きるんですが、
家ではだめだめです。
昔からか(笑)

差し迫った問題は
・明日4限のチャイ語のテスト。
・木曜提出の外国史概論のレポ。
ですね。
さぁ、やる気が起こらないと大変です。

まぁ、明日は日課的には悲惨ですけど。
1限AD
2限授業
3限授業
4限授業
5限授業
6限先生練
7限先生練・Ens練
8限Ens練
・・・
休む間がない…

at 02:05|PermalinkComments(0)mixiチェック つれづれなるままに 

負担は耐えねばならないとすれば…

わたしたちには知る権利がある。

(レイチェル=カーソン『沈黙の春』)


今日は山手線が散々なことになっていたようですね。
技術力の低下。
いや、技術に対する意識の低下。
いわゆる「技術屋」意識が
JRの中で低下しているのは
まず間違いないと見てよいのではないでしょうか。


まぁ、そんな影響もあってなんですが、
今日の3限、2年英語Ⅱ(コミュニケーション)は
実に楽しい授業でした。
冒頭にレイチェル=カーソンに登場願ったのも
これと関係がありまして、
まぁ、英語Ⅱは環境問題を扱う授業なんですが、
今日は、
翻訳版の『沈黙の春』のプリントを読み
先生が環境問題の歴史について解説するという授業でした!
英語一切なし!
しかも、山手線事故で全員出席扱い!
すげー!感動!!

というわけで、予習を忘れた僕にも
非常に楽しく、そして、安心して受けられる授業だったのです。
あぁ、なんて良い先生なのでしょうか!

4限政治学も、思ってたより楽しい!
今日は中世から絶対王政を経て近代に至る
政治の話だったのですが、
7号館で、かつ窓を開け放ったせいもあって
眠気にも襲われず
非常に面白い1時間でした!
世界史っぽかったけど、ためになった!

5限哲学も社学にしては人数が多い授業。
今日は科学史について語っていましたが
ほんと、良い授業です!
こんな授業で寝るのはもったいない感じで。

そして、6限は人が減ってはいたものの、
今日は非常に興味深い内容で、
まぁ、すこしゆっくりペースな感じはしたものの、
見事に現在の教育や戦後日本のあり方などについて
的確かつ簡単にわかりやすい授業でした。
普通に面白そう。


というわけで、やはり授業は楽しいです。
問題は明日…


とはいえ楽しいと別な問題もね。
要するにどの授業も力が抜けないから、
充実感と比例して疲労もたまるのです。
そして、食費が…


6限のあとは文キャン生協で課題本を買い
(本キャンでは売切れてた)
部室へ。
そこで、ポーター引き引き音とってました。
まぁ、完璧に音取れる気配がしないわけですが、
とりあえず、明日の1限をどうにかしないと。
あぁ、気が重い。
いろいろ重い…

そういや、最近あんまり活気がない気がするなあ。
気のせいかな。
気のせいだったら良いんだけど。


at 00:32|PermalinkComments(0)mixiチェック 大学