2010年08月

2010年08月31日

夏も終わりですね

いつの間にか8月があと1日に…

今日、久々に英語文献を読んだところ、
いつもなら、それほど空腹感などないのに、
30分くらいで空腹になりました。
英語、ものすごくエネルギー食うんですよね。
燃費悪いなぁ。
体は正直だ。

さて、そんな夏の終わり。

昨日は後輩と久々に鳥やすに行きました。
そして、やっぱりあの梅酒はどうも良くない(笑)

しかし、昨日は最近随分と社会状況に疎くなったものだと痛感しました。
院生良くないよー(苦笑)

テレビのニュースと新聞、そういえば最近スルー気味だったもんなぁ
と思ったりします。
昔はそれがなんだかよく理解してなくても
「音」としていろんな単語が頭に入っていたものですが、
やっぱ、数こなさないとダメですね。


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日の出みたいですが、夕日に照らされた11&14号館です。

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いつもの構図。
この時期になると、なんとなく光が夏の終わりを感じさせます。

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大隈講堂のほう。
遠くは御茶ノ水界隈。



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2010年08月28日

イギリスの教育改革

本日読了。

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佐貫浩著

『イギリスの教育改革と日本』

高文研2002年

後書きにも書かれている通り、
基本的には佐貫先生が留学して体験してきたこと、
現地で触れてきたことを紹介している本。

イギリスの教育制度は日本の感覚からすれば驚くほど
政権に左右されて劇的な変化を遂げるようです。
それこそ、労働党政権でできた学校制度が
保守党政権になって廃止されて、
再び労働党政権になると復活して…
というように。

これは、政治とは距離をもっていることが良いとされる
日本の教育からすると、理解しがたい状況ですね。
つまり、選挙と「教育政策」が直結しているわけで。

さて、そんなイギリスの教育改革。

イギリスにはたくさんの種類の学校があるようで
(というか外国の制度を見るには
まずちゃんと制度を知らないといけないのですが、
いかんせん制度的に複雑な国が多すぎる。
というかむしろ、日本のような単純な制度の方が珍しいのか)
一概には言えないのですが、
いわゆる新労働党の政策の中に、
サッチャリズムを引き継ぐかのような政策が含まれる一方、
高度に分権化された学校中心の制度設計などは
もちろん短所もあるものの、一定の評価もでき、
そこも含めて日本は参考にすべきだというのが
帯にある通り、一番の主張になっているようです。


あまりに制度が違いすぎるので単純な比較ができませんが、
権限と責任を現場に下ろすという方針は、
現在の日本ではなかなか想像できないことで、
確かに参考にはなるかもしれません。


私も含め、日本の分権化を批判する際のポイントのひとつは
当事者である教育関係者がことごとく排除されていること。

これは、他の業界、というかありとあらゆる業界に通じる話ですが、
「外部」の事情によって動かされる、
あるいは「外部」の視線によって動かされるという性格が
ここ数年で本当に大きくなった気がします。


たとえば、教育には教育独自の世界がある、とか
この業界にはこの業界のやり方がある、とか
法律には法律の原則がある、とか
なかなかそういうことが主張できない時代なのではないか。

勿論、そういった「業界の事情」で動くことのデメリットはあると思いますが、
何でもかんでも、外部の評価が絶対なんだという姿勢は、
そのシステムにあったやり方、であったり、
そのシステムに必要なやり方、であったり
専門的な判断であったりを無意味化してしまうのではないか。

そんな風に思います。

だって、教育には教育の論理があって、
法律には法律の論理があって、
政治には政治の、経済には経済の、
各々の理論があるはずなのだから、
そういったことを無視して、
「国民感情」や「世論」を絶対視することは危ない、と。


では、なんでそんなことになったのかを、
一般国民の側から考えてみれば、
恐らく、サービス業が中心となってゆくにつれて
どうしても「顧客最優先」の姿勢を、
労働者としての国民が求められるため、
そういったサービス業の論理である「顧客最優先」の原則を曲げるような
「専門性」や「独自性」や「特殊性」に対して快く思わない感情が出てくるのではないか。

「自分達にだって独自のやり方があったはずなのに、
お客様は神様だってことで、苦しい状況だがやっている。
なんで、一部の人や業界だけに、
今までのようなことが許されるのか」

といった感情は出てくるでしょう。


ただ、立ち止まって考えたいのは、
果たして「お客様は神様」だということは
本当に全ての業界に当てはまる真理なのかということ。


一面では真理であるとしても、
やはり人には「消費者」としての面と「労働者」としての面があるはずで、
自分が「消費者」として対面しているのは
自分もそうである「労働者」だということに、
もう少し思いが至れば、少しは違うのではないか。
それらの人たちの側にも
何らかのやり方や流儀や原則や大切にしているものがある
ということに思いが至れば、
「自分達と同じように外部評価にさらせ」
とはいえないのではないか。


そんなことを考えたりしました。


直接は関係ないですが、
日本の最近の良くわからないところは

「自分たちと平等にあいつらの待遇も下げろ」と平気で主張すること。

平等に扱ってほしいという願いはよく理解できるのですが、

「自分たちもあの人たちと同じように待遇を改善しろ」という主張につながらないのは何故なのか。

たとえば、サービス残業をしている会社と、
残業代がしっかり出る会社があったとして、

何故
「うちもしっかり残業代を払え」
「残業代を払うようにしっかり監督しろ」

ではなく

「サービス残業くらい当たり前」
「定時で帰るとか何考えてるんだ」

という主張になるのか。

もうすこし、想像力を働かせることができれば、
その余裕があれば、
世の中変わるのではないだろうか。

途中から本とは関係なくなったけど(笑)

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2010年08月27日

平成10年8月25日

墓石に刻まれた日付。


中学生の夏休みも残り1週間というこの日、
私の友人が一人、遠くへ旅立ちました。



あれから12年も経つのだと思うと、
なんだか年月の重みを感じます。


命日の昨日、お墓参りに行けなかったので
今日、行ってきました。

お線香を買って、
中学校の隣にあるお墓に着いたものの、
マッチを切らしていたことに気づき
香取屋へ。
香取屋ってのは小学校と中学校のすぐそばにある
文房具とか日用品を売っているいわゆる雑貨屋ですが、
まだちゃんとやってました。

最近は小学生も少ないし、
お客さんがいないのではないかと心配したのですが、
どこに何があるかわかるくらい、
本当に、僕が小学生当時のままの店内、
小学生当時そのままのおばちゃんがそこにいました。

マッチ(10円!)を購入し、
再びお墓へ。

12年経っていますが、
中学校も、お墓も何も変わっていないように見えました。


12年前のあの日、
お墓からも見える中学校のテニスコートで
部活をしていた僕。


あれから12年経ちますが、
ちゃんと成長しているのでしょうか。
もっと頑張って、もっと成長し、もっと勉強して、
早く一人前になったことを報告しないとね。


動いているときの中に身を置くことができるのだから
頑張らないと。

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2010年08月26日

常磐線

昨日、早混の常磐線民と飲んできました@柏。

柏って良いね!
22:10くらいまで飲んでたのに、
23:00には帰宅してたよ!

ま、常磐線民とか言っても集まったのは3人でしたが、
サークルの後輩と飲んだのは半年振りくらいな気がするから
かなり満足です☆

そんな今日この頃、

今日は生協の友人から
「カラオケ行くから13:00にTUTAYA前に集合」
と言われ、
まぁ、ずっと渋ってたし、今日は行ってみるか!と家を出たものの
千代田線で大手町に着いた12:30頃
「口座を確認したらお金がありませんでした」
と当人からドタキャンの連絡。

結局カラオケは幻に終わり
そのまま院読ヘ。

研究迷走中につき、教授のもとへ出頭し
一応方向性を確認し、
疲弊しつつ資料をあさり帰宅。

とはいってもなかなか捗るものではないと
先日こっそり買ったブドウ糖をなめながら思いつつ、

よく考えてみると、氷砂糖といい、ブドウ糖といい
砂糖を食べようという気になるときはあまり健康的ではないらしく
とにかく歯を磨いて歯だけは死守せねば。


東北ではもう学校が始まったのにまだまだ暑いですね。

ワセネコも融けそうです。

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暑いんだよ・・・

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毛皮だし、黒いし。





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2010年08月24日

日本の教育格差

本日読了

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橘木俊詔著

『日本の教育格差』

岩波新書 2010年


ここ数年でクローズアップされてきた
「格差社会」の問題。
中でも、親の格差が子どもに影響することの問題が言われて久しい。

授業料が払えず高校を中退せざるをえない家庭の存在、
給食費を払いたくても払えない家庭の存在、
就学援助受給者の急増、

本人の努力などでは正当化できない教育に関する格差は
厳然と存在する。


橘木さんは経済学を中心に活躍する方で、
格差問題など、経済学の視点からさまざまな著書を出してきた。

そんな経済学的な視点から教育格差について考える本が本書だ。

本書では、日本の社会について
①学歴(卒業学校種別)による差
②学校歴(どのような学校か)による差
③専攻による差
に着目し、日本の格差がどのようなものかを追って行く。

さらに、教育の持つ経済的な側面、
つまり、将来自立して経済生活してゆくための教育
という面についても、
高校の職業科、大学の職業教育の可能性などを検討する。

さらに、日本では教育が「私的財産」だと認識される傾向が強いこと、
そのために、家庭の教育費負担を容認し、
国家による教育費負担が先進国に比べて非常に少なく、
奨学金制度なども充実していないため、
教育費が家計にとって非常に大きな負担になる点などを指摘する。


本書において、経済学的な立場も踏まえ、
まず、学歴や学校歴などによる待遇の差を必ずしもすべて排除すべきものであるとは考えず、
むしろ、そういった学校重視の慣習は自然と崩れていっていることを指摘する。

そして、なによりも、全体を通じて
大人になったときに自立して経済生活や社会生活が送れる、
家族や子どもを養ってゆくことができるようにするためには、
どのような教育が現在行われるべきか、目指されるべきかという視点から、
初等・中等教育においては社会の多様性を実感できるような
さまざまな階層の子どもの集まった学校を、

そして、高等学校以降は、将来の職業や広い意味でのキャリアに
繫がってゆくような教育を、
大学でも、進学率が50%を越えている今、
社会に出てから役立つことに直結するような授業を行うように
方針転換する必要があるかもしれないことを
提案する。

教育学の視点であれば、
子どもを社会の都合に合わせて育てるのは教育ではない
と指摘されるようなことであるが、
格差社会を是正するためにも、
広い意味での職業教育の復活や
思い切った教育政策(教員増、公費の追加投入)を提案している。
(それ故高校無償化は評価される)。


つまり、二本立てであり、
まず、どうやって現在の家計負担を軽減するか、
これに対しては「公」の負担を増やす。
さらに、フリーターや不安定な雇用など
学校教育で特別職業に直結する教育を受けなかったがために
安定した職に就けないという事態を避けるために
(あるいは何となく進学することを避けるために)、
キャリア教育、職業教育など
社会生活に直結した教育を再評価すべきであること。
この2本が主な柱であるようである。


職業教育の復活やキャリア教育の重要性は
近年よく指摘されるようになったことである。
確かに、そのような教育は重要であるとは思うが、

果たしてそれが生徒の側からしてどのように評価できるのか
(即ち、高校普通科が生徒や親の希望で増設された経緯があるので、
果たして、実効性があるのか良くわからない。
無理やり手に職をつけさせることはできないだろう。)

教育政策を立案する側にどれほどの意識があるのか
(本書の前提は製造業からサービス業に産業構造が転換しているのは事実なのだから
製造業中心ではなく、サービス業に関する職業教育や
キャリア教育を推進すべきではないかとの認識だが、
政策立案側には「ものづくり1番」を掲げる自民党的な考えや
「日本はものづくりの国」といった認識がまだまだ根強いのではないか)

その辺がやや理想郷のように見えてくる。


でも、目指すべきところをしっかり持って
そこに向けて努力することは大切なことなのだから
「平等の実現」という大きな原則を忘れずに、
より良い教育が実現できるように
という本書の意図は非常にわかりやすい。


本書の中で結構びっくりしたのが所得格差。
さまざまな統計データを用いて格差や現状を実証するのだが、
その中に卒業学校種ごとの生涯賃金の国際比較のようなものがあった。
それによると、日本は「高卒」「短大卒」「大学・院卒」という
学校種間での生涯賃金差が
先進国の中ではかなり低い方なのである。
他の国に比べればあまりないといっても良いほどである。

しかし、実際の実感としてはそんなことないと思う。
いや、働いてないから良くわからないが、
賃金格差は厳然と存在しているという方が実感に近いだろう。

本書では、昇進、管理職、役職、などに就けるかどうかの差、
いわゆる「学校名」による差
(ここでは三極化として
①有名大学
②その他大学・短大
③高卒
という三極化が進んでいるとしており、
「大学」という括りでは①②の両者が含まれるため
高卒との比較の場合あまり賃金格差がないように統計上出るのではないか
という分析。)
そして、主に男女間の格差などが
統計上の賃金格差以上に学校種間での差を広げていると分析している。


個人的には良くわからないが、
どうもそれだけではないような気がしてならない。
そこが若干引っかかりはしたけれど。

新書ゆえにわかりやすくて面白い本です。

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2010年08月22日

嵐のコンサート

に行って来ました☆





































妹たちと母親が(笑)



なんか2年連続でコンサートに行ってきたみたいです。
グッズ買うとかで始発で出かけてゆきましたよ。
僕が寝るときちょうど起きてきました。



そういえば、上の妹は僕が四国から帰ってきた次の日、
一人で甲子園球場に出かけ、
高校野球を見に行ってました。

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そんな今日この頃。


最近夏(のせいだけではないですが)なので本を読むペースが
かなり鈍っておりますが、そんな中ちょくちょくと色々読んでいます。

今日読み終わったのはこちら

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小玉重夫著
 
『シティズンシップの教育思想』
 
白澤社発行、現代書館発売 2003年


教科書として書かれたわけではないと思いますが、
全12講にプロローグとエピローグがついて
非常にコンパクトにまとめられた教育思想の本です。

教育思想それ自体はなかなか難しそうなのですが、
その中でもシティズンシップの教育、
すなわち、政治と教育の関係、公民教育の話などを中心に、
その周辺でどのような教育思想が存在し、存在してきたのか、
右肩上がりの成長時代が終わった今、
シティズンシップをキーにどのような教育思想を
教育の支えにしてゆけばよいのかについてまとめられた本です。

「思想」って何となく硬くて難しそう
というイメージを持っている人にもすんなり入ってくるような読み易さ。
まぁ、新書とかではないけれど、
1講ごとのテーマがしっかりしているので
話の流れがわかりやすいのが読みやすさの特徴なようです。



そんな今日この頃でした。

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2010年08月18日

コオロギ払い

大学から帰る途中、母親からメール。

件名:お願い

とあるから、またいつものように
生姜とかわさびとか、何か買ってきてくれとかその手の類か
と思って本文を見たら…


「コオロギ払いをしてから家に入ってください」


あぁ、今年もそんな季節か。

母親はコオロギが嫌いでして、
でも、我が家には油断すると玄関とかからコオロギが入り込むわけで、
玄関明ける前に、周辺を箒で掃くことをコオロギ払いと言っているわけです。


コオロギ払い。



そんな今日。
今日は久しぶりに大学へ。
今日から大学のお盆休みが明けたので院読も再度オープンです。

ただ、やることが無いわけではないんですが
現在迷走中なので、非生産的な時間を過ごすこと数時間。
結局何の成果も無く大学を後にしました。

ちなみに、大学では、夏休みで学生が少ないことをいいことに
ここぞとばかりにいろんなところを工事しています。
14号館前の道路との段差が埋められていたのは有り難かったが、

何故か、院読でPCをやっていたら
ITセンターの人が来て
「終わったらこれをパソコンの上において置いてください」と

「調整中 8/16~8/21 ITセンター」

という紙をくれました。

もしや21日まで使えなくなる…?

ってか何を調整するんだか。

そうそう、14号館の公衆電話にはこんな張り紙が。

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NTTから撤去の要請とか来るもんなのか。

そういや、15号館と文キャンの郵貯のATMも撤去されたっけ。

ま、公衆電話使わないが、たまに生協で公衆電話の場所聞かれるから
需要が無いわけではないのだろう。

帰宅してから、あまりに積み上がり過ぎた本棚をどうにかしようと
色々画策するもあえなく失敗。
というかちょっと誤魔化した程度で収まる量ではなかった。

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でも、あまりに危ないのでとりあえず本棚の本を二重に
(本棚の奥にも本を並べ、よく使う本を手前に並べる)
並べて、重そうな本を本棚に収納。

結果、まだまだハードカバーが積まれているものの
上のほうは新書だけになりバランスは向上した模様。


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え、あんまり変わってないって?

そんなことない…



やる気の補充が必要だ。



drecom_puni_jp at 00:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 今日の出来事 

ビニールプール

徳島から帰宅して
たまっていた新聞を読んでいたらこんな記事が。

強風JR乱れる

県内では12日、台風4号による影響で強風が吹き荒れ、
JR東日本千葉支社によると、京葉線、内房線で特急1本を含む
計63本が運休、85本が最大1時間遅れ、
計7万4400人に影響が及んだ。

成田線では、成田―下総松崎駅間で、
強風で飛ばされて線路に落ちた子供用のビニールプールが、
成田発我孫子行き普通電車の先頭車両の車輪にからみつく
トラブルがあった。
このため同線は上下4本が運休、上下5本が最大60分遅れ、
約900人に影響が出た。

讀賣新聞東葛版2010年8月13日

いや、いろいろ突っ込みたいところはある。
何故、京葉線や内房線は1時間遅れで成田線は60分遅れなのか
とか
何故京葉線、内房線は「約」が無いのに成田線は「約900人」なのか
とか。

しかし…

子供用ビニールプールが車輪に絡みつくトラブル(笑)

いや、きっと大事ですよ。だって車輪にビニールプールが絡み付くってことは、
車輪がちゃんと線路の上で回転しない可能性があって、
あわや脱線って事態だから。
大事でなくて良かった。

とはいえ、ビニールプールか。

成田線、たまにこういうちょっとほのぼのするようなトラブルを起こすんですよね。

数年前にはポイントだか信号だか踏み切りを制御する配電盤に
蜂が入り込んでショートして
何時間もストップ
したこともあったっけ。

あのときも、一匹の蜂が電車止めたってニュースになった。

上下4本運休、上下5本が最大60分遅れ。

どんなに軽く見積もっても、

トラブルにあった上りが現場に60分停車(60分遅れ)
次の上りとその次の上りの2本が運休、
我孫子からの折り返しに当たる下り2本(実際は不通だった時間の2本だと思うが)も運休(上下4本運休)

ビニールプールが1時間電車を止めたわけだ。

もっとも、影響があったのが900人ってのが気にならなくはない。

単純に考えて9本の列車の運休・遅延で900人が影響
=1本あたり100人が影響。

京葉線・内房線の方は148本の列車の運休・遅延で74400人が影響
=1本あたり約500人が影響。

そっか、成田線の乗客そんなに少なかったか。
10両編成だったら1両に10人だもんね。
でも、確かに、昼間の成田線はそんなもんかも…


drecom_puni_jp at 00:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 成田線 

2010年08月17日

さよなら四国

そんなこんなでとりあえず行って来た徳島。
帰りは当初の予定では、そのまま福島の母方の実家に行く
感じだったのですが、
そちらが延期になったため、青春18切符を有効活用し
ちょっくら夏休みしてみることにしました。

そんな帰路。

第1走者
土讃線4258D
阿波池田16:35→琴平17:18


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土讃線は佃駅を出ると徳島線と別れて90度カーブし
吉野川を渡り、さらに90度カーブして猪ノ鼻峠越えに挑みます。
上の写真の右側に流れているのが吉野川。
奥のほうが池田の町です。(さらに山を越えると愛媛)

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吉野川をはさんでヘアピンカーブを通過した土讃線は
どんどん山を登ってゆきます。
そんな車内から吉野川のほうを見ると、
渡ったばかりの鉄橋や高速道路がみえます。
どんどん登ってゆくのが実感できる区間。

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すぐに、このように吉野川や池田の町が眼下に広がるようになります。
四国に限らずですが、
特に四国の山越えは本当に素晴らしい景色が広がります。
電化されていないこともその一因な気がしますが、
平地が少ないことや山の近くまで人の気配があることも
要因な気がします。

普通、峠越えは完全に山の中を通過するだけという感じになりがちで、
在りし日の碓氷峠も、上越国境も、
そんな自然にどう立ち向かうかが魅力であるわけですが、
四国の場合、結構人の気配がするんですね。
しかも、こういった大きな川や海が広がっていたりして
変化に富んだ景色なんです。
高徳線の香川―徳島の県境の大坂峠とか
予讃線の宇和島へ向かう法華津峠とか。


峠越え、好きです。

峠越えは普通列車に限ります。


第2走者
土讃線・予讃線1276M
琴平17:54→高松19:00


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こちらはキヨスクにあった

「四国キヨスク天然水」

こういうご当地ものには弱いので
100円と別に安くもなく、普段水なんかほとんど買わないのに
買ってみました☆

でも、お茶があったので飲まなかったらぬるくなり、
冷えてないと!と思って飲まなかったので
現在僕の部屋にあります(笑)

昼間の琴平駅。
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昭和11年に建てられた洋風の駅舎。
金比羅山の玄関口。


ほんとうは、大阪にいる誰かを捕獲して
夕飯でも食べようかとかくさくしていたのですが、
誰も捕まらなかったので時間もできたことだしと、
とりあえず終点の高松まで行って席を確保します。

直接大阪に向かうと、21:58に大阪につけます。


第3走者
予讃線・本四備讃線・宇野線快速マリンライナー58号
高松19:10→岡山20:03

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いかつい顔つきです。
夜の瀬戸大橋は暗いだけで外が見えないので、
昼間の方がやっぱりよいですね。
ひたすら心地よく上下に揺れるのは吊橋だから…なのかな。


第4走者
山陽本線1334M
岡山20:29→姫路21:54


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山陽本線を大坂方面に向かう18きっぷのお客さんで
満員状態。
岡山―姫路間は1時間に1本しかないので。

第5走者
山陽本線・東海道本線新快速
姫路21:57→大阪22:58

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土曜・休日姫路方面からの最終新快速です。
さすがに空いていました。

第6走者
急行きたぐに号
大阪23:27→長岡7:14


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数少なくなった急行。
さらに車両も数少なくなった3段式寝台電車。
かつて東北に行くときはくつる81号でよくお世話になりました。

きたぐににはかつて新潟から米原まで一度お世話になっています。
確か福島からの帰り。そのまま小田原に行き
箱根駅伝の往路を見たから1月1日だったはず。

そんな電車ですが、なかなかの優れもので
昼は座席、夜は寝台になるのです!
そんなわけできたぐにには
B寝台、A寝台、グリーン車、自由席が連結されています。

本当はB寝台で新潟まで行って福島に抜ける予定だったのですが、
福島に行かなくなったので自由席にしました。
長岡まで急行券1260円なり。
青春18きっぷは急行では使えないので
学割の乗車券6000円ちょっと。

ちなみに、結構込んでいて、
僕の乗ったボックスは米原で満席に。
一人は福井、一人は金沢、一人は直江津まででした。
それもみんな一人旅の大学生くらいの女性。

それ以外のボックスもかなり埋まっていましたが、
真夜中に停車する駅でもそれなりに人が乗降するという
なかなか興味深い列車です。

そんな急行きたぐにから撮った
夜明けの日本海。

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窓が二重窓なこともあって若干ぼけていますが
糸魚川から直江津にかけての日本海です。

実は海と山、どっちが好きと聞かれたら
迷わずに「山!」とこたえるのですが、
海を車窓から見るのは好きです(笑)


第7走者
上越線・飯山線1122D
長岡7:24→魚沼中条8:13


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さて、夜明けの長岡駅に降り立ったわけですが、
乗ったことのなかった飯山線に乗りに行くのも兼ねて
野沢温泉に向かおうと計画していました。
なので第一走者は飯山線なのですが…

諸事情&最近いろいろと思うところがあり
結局途中で引き返しました。

そのまま乗ってゆくと戸狩野沢温泉駅に9:44にたどり着き
野沢温泉にはそこからバスで15分で到着します。

野沢温泉にはたくさんの楽しい思い出もあるし、
勝手もわかっているから短時間でも温泉を楽しむには
もってこいだったのですが、
楽しい思い出がたくさんある分やめました。


第8走者
飯山線181D
魚沼中条8:23→越後川口8:46

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で、折り返し上越線に。
それでも温泉に入ることは至上命題だったので
進路を変えて水上温泉に向かうことに。

第9走者
上越線1730M
越後川口8:50→水上10:30


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そして、水上に到着。

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利根川の源流です。

とりあえず川の周りを散策。
あぁ、この川が布佐まで繫がっているんだなぁと思いつつ、
ちょっと下流の道の駅まで行き
淡水魚のミニ水族館のようなところを見学したり。

あ、水産学習館というミニ淡水魚水族館に
ドクターフィッシュという皮膚の角質を食べてくれるとかいう魚がいて、
ドクターフィッシュ体験というのができたのですが、
そこには…

「最近ドクターフィッシュの急死が相次いでいます。

虫除けスプレーなどは良く洗い落としてから・・・」

みたいな掲示がありました。

ドクターフィッシュ受難


そのあとは、せっかくだからと懐かしの谷川岳に向かい
谷川岳ロープウェーでびゅーんと山の上まで行こうかと思ったのですが、
ロープウェーが往復2000円と知ってやめました。

だったら一の倉沢とかまで歩く方が気持ちよさそうだし
ロープウェー乗ってすぐ帰ってくるのもなんか微妙。

ということで、結局そのまま日帰り入浴温泉へ。
露天風呂は気持ちよかったものの、
何故かアブがぶんぶん飛び回っていて落ち着いて入れる状況でもなく。

でもでも、ずっと座ったいるだけで痛かった、
寝るとき痛くて寝れなかった左足の痛みが引いた上に
1日経った今でも足は快適なのです。

温泉効果すげー!

ちなみに、水上温泉。
昔は父親の会社の社員旅行とかで何度か来たけど…

いや、だからこそ…

もっと頑張ってくれ

クオリティーは多分
野沢や渋の方が断然上。というくらい寂れてしまっているのが
何とも残念。
やはり、大きすぎるのかなぁ。
熱海とか飯坂とか似たような感じがする。

ま、そんなこんなで温泉は入れたから良かったわけですが、
やっぱり野沢温泉に行けばよかったかなぁなんて少し思ったり。

でも、今は微妙。

そうそう、水上といえば休日にはSLが走っていて
15日にも走ってました。
なかなかの迫力。
子供連れもたくさんで、なんともにぎわってましたね。


第10走者
上越線746M
水上15:48→高崎16:51


F1000808

新潟方面から頃合の良い時間帯の上越線の接続を取るので
18きっぷの人たちで満員。
それでも6両だったから何とかなってましたが、
新潟から到着した上越線は3両に立っている人もいました。

かつてだったら柔軟に増結したりしていたのですが、
最近は、そんなこまめな気配りやらない&できないんですね。


第11走者
高崎線956M
高崎17:02→上野18:50


第12走者
常磐線1861H
上野18:54→我孫子19:30



最終走者
成田線879M
我孫子19:32→布佐19:49


以下、普通に布佐まで戻ってまいりました。

いやはや、これで夏休みが終わってしまった感があります。

ま、まだ青春18きっぷは2回分残ってて、
多分、福島にも帰省するんですがね。法事もあるし。

やっぱ、旅行は良いです。
ま、ほとんど列車乗ってるだけなんですが。
普段とは違うところに行ったり、
普段とは違う景色を見たり、
もう、これは至福のときですね☆

いろんなことがあっても、
なんか、全て流れる気分になります。

帰宅したら現実に戻されるわけですが。

というわけで、(悩みの種はそれだけではないけど)修論…

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2010年08月16日

徳島帰省日記。

さて、そんなわけで徳島県は池田町の父方の実家で
3日間過ごしてきました。

池田町はこんなところ。

玄関口、阿波池田駅。
土讃線と徳島線の交わる交通の要所。

F1000783

池田町は両側を山に囲まれた
吉野川に沿ってわずかに広がる盆地に位置します。

こちらは徳島方面(町の西側)を俯瞰した感じ。
F1000785

こんな感じで山あいに町ができています。

F1000787

写真の中央付近を吉野川が流れており、
吉野川を下ってゆくと(写真の右方面。山がないところ)
徳島市に行き着きます。

この方向はちょうど香川、高松の方を向いた状態だと思います。

徳島線は吉野川に沿って山の間を徳島へ、
土讃線はこの写真の奥のほうまで吉野川に沿って、
そこからヘアピンカーブで吉野川を渡り、左側の山を越えて琴平に向います。

こちらは北側の山。
F1000784

山を越えると香川県三豊市、まんのう町に


こちらは東側の山。

F1000786

もうちょっと左の山を越えると愛媛県の四国中央市(旧川之江市)に。

ちょうど写真奥に池田ダムがあります。
手前の大きな屋根は旧専売公社の工場、
現在では大型スーパー。
ここには若い人がいます。
むしろ、ここにしかいません。

写真は有りませんが南側の山を越えると
高知県にそれぞれ出ることができます。

有名な大歩危・小歩危や祖谷のかずら橋などは
こっちの方、吉野川の上流です。


ちょうど四国の真ん中に位置し、
「四国のへそ」と呼ばれておりました。

そんなことに由来したへそっこ公園には
全国の「池田」が集まったモニュメントがあります。

左手前が徳島県池田町。右手前が大阪府池田市。
僕が知っているのは、あと、北海道池田町くらいですが
他にもあるみたい。

F1000788

15年位前までは水を噴き出しながら回っていましたが…

水が出ることも、回ることもなく、
たまに通りがかりの子どもがかえるの部分をくるくる回すくらい。

今では、造形の凝った石臼のよう。


家の近くの道からは県立池田高校が見えます。

F1000782

最近は甲子園でも見かけませんが。


そんな池田町周辺は林業も盛んで、
生協のお箸はここで生産されているんです☆


あと、葉タバコ。阿波葉と呼ばれる葉タバコの生産が盛んで
祖父曰く、昔は葉っぱについている虫を一匹捕まえると
一銭もらえたなんて話ですが、
葉タバコについてはJTが去年で生産を終了したとのこと。

そんなこんなで13日はお墓めぐりに行ってきました。
そういえば、父方の実家でお墓参りに行くのははじめて。
6人も乗ったら明らかに定員オーバーと思われるタクシーに乗って、
よくわからない親戚を一瞬のうちに回ってきました。
そして、お墓には、線香の変わりにお米をまくという
これまたはじめてな感じ。

結構寺社仏閣、民俗信仰、お墓などなどには興味津々なのですが、
今回は、そんなことを楽しむ余裕もなく、
一箇所のお墓参りにわずか10分程度と
何とも駆け足でした。
だからお墓めぐり。

まぁ、もう祖父母は年だし暑いし、タクシー待ってるし(笑)
仕方ありません。

あと、親戚にお土産などを持ってゆくわけですが、
留守の家が多く(そもそもいきなり押しかける)
玄関先にお土産などなどをおいてくるというおおらかさ。

ちなみに、実家では夜と外出時以外、
玄関の戸は開けっ放し。

そんな実家、結構古いつくりで、
階段とかは、こんな感じ。
畳一畳分です。
F1000777

うっかり足を滑らせたら
遠いところへ行けそう。
古いものに興味津々の僕には
なかなか面白いんですが、
ただ、多分地震が来ようものなら一発で潰れてしまいます。
なので、興味より恐怖が先行。

しかし、今回一番びっくりしたのは、
壁が歪んで隙間が開いていたことでも

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壁からお外が見えたことでも

F1000781

野良猫が勝手に上がりこんでいたことでも、
床が以前よりも大きく沈むようになっていたことでも、
風呂の戸が歪んで開かなくなりかけたことでも、
ベランダが増設されていたことでもなく、

家の呼び鈴がファミマと同じ音楽になっていたこと(笑)
まぁ、呼び鈴が玄関の中にある&普段開けっ放し
ということで、以前から呼び鈴が鳴っているのなんか
一度も聴いた記憶がないのですが、
それでも、今回聞いたあのメロディーはかなりの衝撃。


そうそう、ちょうどこの時期、
池田阿波踊りというのをやるんですが、
13日の夜に、池田総合体育館というところで行われる
前夜祭に行ってきました。

そしたら・・・
なんと、館内に冷房が効いている!
さらに、何故か照明にフルカラーLED!
超ハイスペック(笑)

一体どこにそんなお金があったのやら。


そんないろいろにびっくりです。


そうそう、13日に高知に行くって計画もあったのですが
龍馬伝ブームでめちゃ込みとのことでやめました。

郵便局にも龍馬。

F1000780

あやかります(笑)



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