2011年03月

2011年03月31日

3月31日

いよいよ3月最後の日、
2010年度最後の日です。

1年の区切りは12月なわけですが、
物心ついてからというもの、
ほとんど学生として過ごしてきたので、
やはり区切りと言えば12月よりも3月です。

そんな3月31日。

ちょっと明るいニュースから。

常磐線の土浦―勝田間が今日復旧しました!

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約3週間ぶりに戻ってきた勝田行。

でも、依然として勝田―岩沼(仙台)間は不通のまま、
特にいわき―相馬間は原発から数キロのところに線路があるので、
現状の調査すらできないんだとか。
(確かに常磐線の車窓には原発が見えてました。)

何度も仙台―我孫子を行ったり来たりしていた身としては
非常に心苦しいです。


一方我らが成田線(我孫子―成田)は
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結局、関東の西側で何故か動かなかった相模線にも
通常運行で先を越され、

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「3月30日からの時刻【当分の間】」

当分の間・・・?

しばらくオールウェイズ50%の運転!!

遂に本性を現したな!

怠慢か、怠慢なのか?
高校が始まったら地獄絵図の予感。

ってか、1限とかはいってたら
僕自身、勤務校まで通えるか怪しくなってくる…

東北では、東北本線が郡山から本宮まで動き、
奥羽本線も全通したようで、
復旧が進んでいるようで嬉しいです。




さて、そんな3月31日。

人々は、この日をいろんな思いで迎えているのだろう。
今日、地元の小中学校では辞校式があった。
辞校式とは、退職したり異動になる先生を送る会なのだけど、
地域によっては離任式なんていう場合もあるようですね。
今日で今までの職場を離れ、明日からは新しい職場に異動する人、
あるいは、今日で退職を迎えるという人、
そんな人たちもたくさんいるものと思います。

この春大学を卒業した人たちの中には
明日から新たな生活が始まるという人もいるでしょう。
実質学生最後の1日だったという人も多いはず。

そんな新社会人の皆さんは、どんな気持ちで今日という日を迎えていたのでしょうか。

僕は慣れた環境の方が心地よいと思う人間だし、
実は新しい環境に飛び込むのもどきどきなので、
きっとそんな状況に置かれたら、何やっていいのかわからなくなりそう(笑)
学生生活最後の1日?
もう春休みってのもないのか!
って思っても、じゃあ何やろう…?って思う気がする。

地震やら何やらで入社式や入学式なんかが
例年通り行われない場所も結構あるのかもしれないけれど、
社会人という今まで経験したことのない環境に飛び出すって、
ベタな言葉だけど、期待と不安が入り混じった
でも、僕だったら不安だらけの、そんな気分なんだろうなぁ。


かくいう僕も、一応、この3月で修士課程を修了し、
4月からは博士課程になるので、身分は変わります。
ついでに、非常勤講師もやるとなると、
一応半分社会人みたいなものなんですが、
ただ、やはり正規の採用ではないので
なんかこう、明日から身分が変わるという気分ではありません。


うん、思い出してみれば、
このところ、3月31日に何かの終わりを感じたことって少なかった。

2年前、学部を卒業する時には、
やっぱり、修士課程があったし、
どちらかというと、4月からの大学院生活への期待と、
4月からも07の姿を見られるという喜びと(笑)
まぁ、そんなところで。

6年前、大学入学を前にしたときには、
4月1日の入学式をまだかまだかと待ちわび、

7年前、予備校生活の終わりに寂しさを感じたわけもなく、

8年前、確かに東葛の卒業時には、何ともさびしかったし、
予備校に入るのは嬉しくはなかったから、
かれこれ、8年間もぬくぬくとした環境で生活してきてしまったわけです。


とはいえ、一応4月からは「先生」と呼ばれる身。
今までとはちょっと違った気分ではあります。


そんなわけで、渡された時もあっけなかったし、
2年間もあっという間だったし、論文の出来もひどかったし、
卒業式もなくなっちゃったし、でも学部のような華やかさもなかったけど、

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学位記。修士は黒い表紙なんだ。


2年間の思い出が詰まっているけど、中身はただの紙切れ、かもしれない。
でも、やっぱり、こういう形になるものがあると、気持ちの切り替えはしやすい。
自分の中で。


学部生は、学部ごとにオリジナルの記念品をもらう。
僕が卒業したときは、社学のロゴの入った名刺入れだったんだけど。
大学院は、卒業記念品などない(笑)

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院生はこんな袋に入れてもらうんだけど、
生協で買うと210円。別にロゴが入ってるわけでもなく。
もしやこれが記念品かな。


家族全員そろったということで、
お土産に買って帰ってみたこちら

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今シーズン新発売のカステラを開けることにした。

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結構洒落たデザインです!

そういえば、我が家に早稲田グッズを買って帰ったことはあまりなかったかも。
2年間お世話になりましたということで、
ぎりぎり身分が変わる前の今日、おいしくいただきました。




明日から新たな一歩を踏み出す方が大勢いらっしゃいますね。
新たに社会人になる人、
新しい職場に異動する人、
新たに大学院に進学する人、
新たな学年に進級する人…



3月31日、今年はあわただしい中あっという間に過ぎてしまったけれど、
人々にとって節目の一日。



drecom_puni_jp at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック つれづれなるままに 

たくさんの春。

もうすぐ3月も終わり。
本格的に春になりますね。


先日はつくしを紹介しましたが、
他にも、地元ではたくさんの植物が春の訪れを感じさせてくれています。


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庭の芝桜(だったと思う)。
勢力拡大こそしないものの、しっかりと自分の領域をキープし、
毎年淡いピンクの花を咲かせます。

先週あたりは葉っぱがまだ黄土色だったので、
この1週間でぐんと活動を始めたようです。

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こちらはわかりにくいでしょうが、
矢印の左下から少しだけ顔を出しているのが種。
そこからにょきっと出て、土に潜っているのが根っこ。
その、根っこの真ん中からにょきっと顔を出しているのが芽です。
つまり矢印のところにあるのは芽。

何の芽かは秘密です☆

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りんご(王林)たちも日に日に大きくなっています。
毎日大きくなってる!

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すでにこんな感じ。


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駅のホームの土手には菜の花が咲いてました。
(写真上がホーム、下が用水路)
菜の花は千葉県の花。

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浅間神社の石段にも何やら花が咲いています。

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半分日陰みたいなところに群生しているのは…

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どうやらハナニラ(別名セイヨウアマナ)のようです。
確かに若干ニラっぽい。

でも、別名の通り、南米原産の園芸種の帰化植物だそうです。

確かに、神社の石段よりもプランターの方が似合いそうだ。

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こちら、写真ではよくわかりませんが、
阪東自動車の田口医院というバス停から近いところに立派な木がありました。

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近づくとこんな感じ。

ほんと立派です!この美しさがうまく伝えられないのが本当に惜しい。
遠くから見ると、満開の桜か梅のように見えなくもないのですが、
この立派な木の正体は

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コブシです。

コブシの花も結構好きなんです。

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コブシ。

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上から見るとこんな感じ。

今、ちょうどこれからが見頃の時期らしく、
いろんなところで咲いてますね。

布佐下の集落には庭にコブシを植えている家がたくさんあってにぎやかでした。


いよいよ明日は3月最後の日。

drecom_puni_jp at 02:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)mixiチェック 我孫子 

2011年03月30日

新聞記者さんの奮闘

新聞記者さんというのは、
昼夜構わず、奮闘しているんだろうと、
イメージすることはできますが、
実際のところ、テレビの記者でもないし、
案外見えない存在なんですよね。


さて、昨日、福島第一原発の周囲の土壌から
「プルトニウム」が検出されて話題になりました。
大ニュースです。


そして、今日の朝刊がこちら。

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読売新聞の2011年3月29日の朝刊なのですが、
プルトニウムのニュースが載っていません。

一方、こちら

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同じく2011年3月29日の読売新聞朝刊ですが、
こちらの一面はプルトニウム検出です。

そう、同じ新聞の、同じ東京本社発行の物なのですが、
一面の内容が違っているのです。


その理由が、こちらです。

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上の、「建屋外でも高放射能」という見出しの物がこちら。
「13S」というのは13版を意味しています。

そして、「プルトニウム微量検出」という見出しの物がこちら。

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「14版」と書いてあります。

新聞は、一度だけでなく、何度も版を重ねます。
基本的には東京より遠くの地域ほど、
記事の締切が早く、版が若くなります。

この場合、東京電力が28日未明に発表したため
既に締切になっていた13版には載らず、
14版には1面トップで載ったわけです。

ちなみに、13版は我が家(千葉県我孫子市)に配達されるもの、
14版は早稲田のコンビニに並んでいたものです。


もっとも、こういう大きなニュースだけが更新されるのかというとそうでもなく、
例えば、2011年3月29日だと、

同じく1面に、日テレの氏家会長死去のニュースがあるのですが、

【13版】

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【14版】

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という具合に、この場合、顔写真が差し替えられていますね。
きっと、13版の締切が過ぎた後に
よりふさわしいと思った写真が見つかったのでしょう。

さらに1枚めくって2面に移ると

原発作業現場の過酷な状況が記事になっているのですが、

【13版】

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【14版】

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こちらも微妙に小見出しが違うのがわかると思います。

13版は「床に鉛 すし詰めの免震棟」

14版は「すし詰め状態 床に鉛」

さらに、記事の内容も微妙に違っていて、
14版には、13版には載っていない、
11日から詰めていた作業員の労働状況(23時間働いて1時間仮眠)
が載っています。

恐らく、13版の締切後に、
東電から作業員の状態に関する説明があったとか
(プルトニウム検出の発表があった会見で作業員についての質疑があったとか)で、
あるいは、現場の話が何らかの手段で入ってきたとかで、
臨場感を出すために差し込んだんでしょう。


ちなみに、何故見出しが微妙に違うのかというと、
これは、恐らく、取材をしている記者さんというよりは、
それをレイアウトしてゆく整理記者さんという方のしわざで、
記事本文が14版の方が長くなってしまったため、
小見出しの幅を狭くして、その分記事本文の長さを稼がなければ
ならなくなったため、
恐らく長い見出しにしてしまうと、見出しを小さくしなければならなかったため、
見出しを短縮し、その分見出しのインパクトを落とさないようにしたというわけです。

事実、13版では見出しの後に10行並んでいますが、
14版では見出しの後に11行並んでいます。

こうして、トータル3行分のスペースを確保しつつ、
記事のインパクトを落とさないようにしたわけですね。

ここは、レイアウトを担当する整理記者さんの腕の見せ所です。


1面トップにくるような大ニュースがあると
すごくわかりやすいのですが、
実は、こういう小さなところでも、
版を重ねるごとに内容が微妙に更新されてゆくんですね。


こうやって見てゆくと、
目の前の新聞記事の後ろで、
少しでも良い情報、新しい情報を載せようと奮闘する
取材記者さん、整理記者さん、その他新聞製作にかかわる方々の姿を
垣間見ることができます。

drecom_puni_jp at 02:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 社会 

2011年03月29日

もうすぐ春ですね

つくーしの子が恥ずーかしげに顔を出します。

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家の近くの用水路の脇にて。

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つくしんぼ。

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道端にひょっこり生えているので

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注意しないと踏んじゃったり
見落としたりしますが、

毎年、春の訪れを感じさせてくれます。

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2人並んでにょき。

最近は、少なくなってきてしまったような気もします。

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公園にも生えてました。



もうすぐ春ですねぇ。


drecom_puni_jp at 00:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 我孫子 

2011年03月28日

中学校

今日は、実に13年ぶりくらいに
母校、布佐中学校の体育館に足を踏み入れました。

あの時と変わらない体育館。
入学当時落成から3年のぴかぴかの体育館でしたが、
今でも、当時のまま、きれいな姿でした。

出ている備品もパイプ椅子も
全部当時と同じもの。
あれから13年も経ったとは思えないほど、
当時の姿のまま、そこにたたずんでいました。
卒業記念品の冷水器もちゃんとありました。


まぁ、違うといえば、
何故かステージの上の方に「総員挨拶」とか
なんとも全体主義的な標語が掲げられていたということくらいでしょうか(汗)

おかしいなぁ、
確か僕の記憶にある学校目標は
「心豊かに自ら学ぶ生徒」とだった気がするんだけど。



さて、そんな中学校に何故行ったのかというと、

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母校、布佐中学校の吹奏楽部が昨年より開いている
春のコンサートなるものに行ってきたのです。

今日は特に予定もなかったし、
4月から中学校に赴任するわけだし、
どんなもんなんだろうと思って行ってみたのですが、

うむ。
中学生ってこんなだった(笑)

なんか自分の中学生時代を思い出してしまいました。
吹奏楽部の部員はずいぶん増えたようだけど。
(その裏には、学校自体の生徒数減と部活の数の激減があるわけですが)

みんな楽しそうに演奏してました。

先生の伝手なのか、なんなのかよくわかりませんが、
「教え子」なる人がやってきてソロを披露してたりしました。
正確に言えば、サウンドオブミュージック曲集みたいなのに合わせて
生徒数人を子ども役にした劇みたいなものだったのですがね。


今回は、東日本大震災の関係で、
チャリティーコンサートとなっていました。

そんなわけで、なんと冒頭は、
バッハのマタイ受難曲より「血潮したたる主の御頭」
でした。

バッハ!!

いい曲でした。


どうやら来場客数は400-500人だったらしく、
チャリティーには25万くらい集まったらしいです。

すげー!

こういうところに、地域密着型の中学校の魅力を感じます。
卒業しても、ずっと近くにあり続ける。


被災地では、学校も被害に遭い、
児童・生徒、教職員も被災し、
いつ再開できるか見通しが立たないようです。

でも、阪神淡路大震災の時には、
学校が再開され、再び友達や先生に会えるということが
子どもたちにとって、新たなスタートの一歩であり、
地域にとっても、復興のひとつの象徴であったと記憶しています。

戦後の青空学級などもそうだったのかもしれません。


十分な施設も設備もない。
でも、友達や先生がそこにいる。
それは一歩踏み出すことに大きな意味を持つことでしょう。

阪神淡路大震災の時、
僕も、児童会のやっていた文房具寄付に協力した記憶があります。
ノートや鉛筆、消しゴムなどをはじめとして、
さまざまな学用品を被災地の子どもたちに届けよう
という運動でした。


学校には単に知識を習得させる場という以外に、
何か、子どもたちや地域の人たちの生活にとっての
大切な役割があるように思います。

きっと、被災地の学校も徐々に再開されることでしょう。
満足な設備や備品がないかもしれませんが、
そこで、仲間と再会し、先生と再会し、
再び学ぶことができることは、
きっと子どもたちにとっても大人にとっても
大きな一歩になるに違いありません。


どこぞの「責任が持てない」のでお休みにする大学とは
やっぱり違いますね(苦笑)


そして、成田線。

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昨日まで「停電のため」って言ってたのに、
しれっと「震災の影響が残る」に言い換えてますね。

遂に鹿島線にも先を越された通常運転。
ちなみに運休している鹿島線の延方―鹿島神宮は
駅や高架橋ががたがたで運転できない状態。
久留里線はよくわかりませんが、ディーゼルカーでの運行なので
燃料の問題があるのかもしれません。

一体、成田線に残る、「震災の影響」ってなんなんだろう…



drecom_puni_jp at 03:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 今日の出来事 

2011年03月27日

原発護持と1人の健康の重さ

世を騒がせている放射能、放射性物質問題。

残念ながら放射能関係の専門家ではないから
出てくる値がどういう影響を持つものなのかは
皆目見当がつかない。
そして、多くの国民がそうだからこそ、
報道される数値やコメントに注目が集まるのだろう。


とりあえず、社会科学的な視点から言えば


政府と企業とマスコミが一致団結して同じ内容を発表している場合、
マスコミの論調が全く同じ場合、
ちょっと、疑ってかかるくらいがちょうどよい。



幾らか怪しい状況も上がってきているようである。

例えば、「放射性物質は洗えば落ちる」という話。

残念ながら17日以降、厚生労働省の通知に従い、
数値の測定は、洗った後の状態で行われているという。

少なくとも18日以降に報道されている数値は洗った後に測定された数値らしい。



あるいは、CTスキャン等との比較。
残念ながら、外部から(しかも一時的に)放射線を浴びるのと、
口から体内に取り込んだ放射性物質が
体内で出した放射線を浴びる(内部被ばく)のは
深刻さの度合いが異なるようだ。



さらに、「日本の基準は国際的にも厳しい」という話。

残念ながら日本が準拠していたWHOの基準では、
例えば問題になっているヨウ素131の基準値は10Bq/L。

決して日本で報道されている300Bq/Lが
国際的に厳しい基準だというわけではないらしい。
というか、300Bq/Lという値は
3/17に決定された値(暫定基準値)のようだ。


WHOの基準は日常的に飲用する際の基準であるという。
WHOによれば、この値は「原子力危機」に際して基準値とすべきではないらしい。

で、その日本の原子力安全委員会が急いで定めた300Bq/Lという値は、
WHOによれば「非常時」の値であって、危険予防のための値だそうだ。


そんな中、国連の潘事務総長は
「食料や環境などの保護基準を可能な限り高く設定するよう呼びかけた」
という。

一方で日本では
「内閣府の食品安全委員会は25日、
暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。
これを受け、厚生労働省は現在より緩やかな規制値を策定する見通し。」(毎日新聞)
なのだという。

さらに茨城県知事は
「基準が非常に厳しいことが消費者を混乱させているとして、適切な値に見直すことも求めた。」(朝日新聞)
そうだ。



さて、具体的にどのくらいでどんな被害が出るのか
という話に関しては正直よくわからない。

ただ、このようにちらほら出てくるさまざまな報道のかけらを見るに
少なくとも

「説明が不足している」

ということは言えそうである。


どのような説明がまず不足しているのかといえば、
やはり、現状が「非常時」あるいは「原子力危機」という状態にあることであろう。

300Bq/Lという値が
「日常的に飲用することを想定して」定められたものなのか
「非常時に引用することを想定して」定められたものなのか
これは大きな違いがあるだろう。

「300Bq/Lという値は安全なんで大丈夫です!」

というコメントは、

「あー普段からそのくらいでも大丈夫なのか」

と受け取られる可能性を十分に持っている。

「現状は原子力危機と言える非常時なので、
通常の基準値内の水を確保するのが困難です。
ただ、こういう非常時であっても300Bq/Lという基準値を
設けているので、飲料水の確保ができない場合は
飲んでも、直ぐには影響が出る恐れは少ないです。」

くらいの次元の話だということだ。


だいたい、普通に考えたらおかしな話なのである。

原発が4基も事故を起こし、
そのうち3基が爆発で周りの建屋が吹っ飛び、
内部の様子が見えるようになってて、
どうやら格納容器や配管などの設備の一部が壊れているらしい。
周囲の土壌や水、海水などからは
100倍だの、1000倍だのといった値が検出されていて、
原子炉内には基準の1万倍の水がたまってるという。
それでいて、まだまだ「原因不明」のことが多い。
半径30キロの人々は避難を余儀なくされ、
しれっと、土壌の入れ替えが必要かもしれないなんて言ってる。
レベル5だと言い張っているけど、
いろんなところから、レベル6なんじゃない?とか7なんじゃない?って言われてる。
既にどうやらチェルノブイリに次ぐ事故だという。


で、その状況が大丈夫なわけない。

少なくとも、日常ではない。
どう見ても非常時か原子力危機の方がしっくりくる。


では、それだけ重大な非常時なんだという認識なのかというと、
恐らく、不安は不安だけど、
報道ではそんなことは言ってないし、
安心安全って言ってるから大丈夫なのかな?
なんて思わされてしまったりもする。


でも、もしも、基準値の100倍、1000倍で大丈夫、
原子炉の建屋が吹っ飛んでも大丈夫、
まぁ、避難指示が出ている30kmはさておいても、
この状況でも大丈夫だっていうなら、
基準値も建屋もいらないんじゃないか…。
ってか、大抵のことが許容されるんじゃないか…。


それに、100%安全とは言っていない。
「直ちに影響はない」らしいが
「直ちに」がどのくらいなのか、
「長期的」にはどうなのか、何も言わない。


土壌の入れ替えが必要かもってしれっと言ってるけど、
土壌の入れ替えってそんな簡単じゃない。
海の汚染は拡散されて希釈されるって言ってるけど、
だったらもう、どんだけ流してもどんだけ大気に放出しても
全部希釈されるからいいんじゃない?って話になる。

確かに、コップにインクをたらせば色がつくけど、
海に流しても色がついたようには見えないもんね。
でも、消えてなくなるわけではない。


でも、こっそり、
「出荷できなかった野菜を焼却処分すると放射性物質をまき散らす恐れがある」
とか
「土壌を耕すと放射性物質をまき散らす恐れがある」
と言っている。(朝日新聞)


土壌の入れ替え、さらに、これからその土壌に植物を植える=植物が吸収し、蓄積する、牧草などは家畜が食べる恐れがある、
そういった話が出ているときに

「出荷できなくて困る」
「来年の作付はどうすればいいのか」
「風評被害で経済的な損失が…」

確かにそうである。

僕は農家が好きだし、福島も好きだ。

でも、今はチェルノブイリに次ぐ原子力の非常時である。

さも、日常の中で風評被害が出ているかのようだけど、
非常時なのだ。

勿論、それに伴う補償云々は速やかになされるべきだろうが。




直ちに影響はないと言っているけど

例えば、10年後、20年後に健康被害を発生する確率は0ではない。
というか、そもそもそんなに臨床データがないらしい。
原発事故なんて早々起こるものではないから、
実際にどういう影響があるかは未知数というわけだ。


もっとも、過去にも四大公害病やアスベストなど
さまざまな場面で、当時は「安全だ」とか「因果関係がない」
と言われていながら、
数十年経ってから「やっぱ因果関係がありました」
となる場合も数多く見てきたはずだ。


「わからない」は「即刻危険」ではないけど「絶対安全」でもない。


つまるところ、本当は
出てきた数値や、その数値に関するリスク、現在とりうる選択肢を
私たち自身が判断して行動しなきゃならない。

ただ、現在の報道はそれを可能にはしていない。

だって、「安全です」って結論を紹介してるんだから。
ましてや「リスクがあります」って意見を言う専門家を
紹介もしないため、
さも、全員一致で「安全」だという評価であるように報道している。

本来、国民に判断を求めるなら、
・今日、この地点ではこういう値が出ている
・現在のところ、こういうリスクはわかっていて、こういうリスクはわかっていない
という話をすべきであるはずである。

なるほど、外国が信頼しないはずだ。
日本から出てくるデータは「安全です」というメッセージ付きのデータだから。
判断をさせないデータだから。



一体どうしてこういうことになっているのか。

いろいろな話が出るようだ。

・原発潰す気か?そんなことできるわけないでしょ。この停電との戦いをずっと続けるの?
・原発関連でどのくらいの人が働いてると思ってるの?
・原発が危険だって言ったら「原発反対派」が勢いづいて困る。
・日本は資源がないんだから何としても原子力発電は推進しなきゃならない。
・このまま出荷停止が続いたら農家がつぶれてしまう。
・日本の経済成長を止めないためには電気は必要。
・せっかく、これからは「原子力」ってなってきたのに、原子力関連の就職先がなくなる。

この手の話はとりあえず「原子力発電=危険=反対」という動きになることに対する懸念と
「原発がないなんてありえない、無理」という
そもそも「原発維持絶対」を信条にしているようだ。
まさに「国体護持」ならぬ「原発護持」と言っていいだろう。


「原発護持」。なんかぴったりな言葉だ。


その結果や、歴史より学べである。


あるいは
・そんな100人に1人とか1000人に1人とか10000人に1人とかいう確率を気にしてたら何もできなくなる。

こんな話は、要するに功利主義的な話で、
「かわいそうな1人は生まれるかもしれないけど、
その時に補償すればよくて、
でも、それを気にしてたら、みんなの生活成り立たない」という話だけど、
「健康被害」が、そのたった1人にとってどれだけ重い意味を持つのか
ということを軽視した考えだろう。

勿論、その1人にはみんなに犠牲になってもらえばいい
というなら良いけれど、
基本的人権をゼミにしていた身としてはその立場は取れない。


あとは
・タバコよりもリスクが低い。

この手の話は、
「だからなんなの?」ということになるでしょう。
タバコのリスクはみんなそれなりに認識してるし、
規制もどんどん厳しくなり、
パッケージにも徐々に大きくリスクを知らせる表記がなされるようになってきた。
タバコは自分の意志で吸うものだし。
副流煙については最近は厳しい目が向けられている。


さらに
・避難指示を拡大したら対象人数が数万、数十万になるよ、
そんな人たちどうやって避難させるの?どこに避難させるの?
(もしも、50km圏内になれば福島市や郡山市といった
福島の大都市にかかってくるし、東北新幹線も入ってくる。)

いや、確かにそうなんだけど、
もし必要なら、それを手配するのが行政の仕事。


・食糧不足で日本がパニックになるよ?

そうかもしれないけど、非常時なんだもん。
それこそ本当に必要なら、パニックにならないように
なんとか手立てを講じるほかない。


・現場では作業員が必死で頑張ってるのに、
そんなこと言ったらかわいそう。

現場での必死の闘いと、住民に対する
原発の危険性は、多分関係ない。


・東電は巨大なスポンサーだから
変な報道したら報道がやっていけなくなる。

・チェルノブイリと同列に扱われるのはなんか癪
(ほとんど聞かないけど、どうもレベルを上げない理由は
ここにありそうでならない。
少なくとも、今のレベル5ならスリーマイルと同等だけど、
レベル6になれば「あのチェルノブイリ」の次の規模の事故になるし
レベル7になれば「チェルノブイリ」と同じような危険な事故になる。
日本のメンツが立たなくなる。)


いずれにしても、住民の健康被害よりも
「危機だ」と報じることによって起こる
その後のデメリットを懸念しているように見えてしまう。


原子力発電は、「非常に高い安全性」を前提に成り立っている。

その前提が崩れた以上、
とにかく住民の健康被害のリスクを最小限に抑えることだけを
考えて策を考えてほしい。

避難方法や避難先、費用、パニックの回避
確かにそれらは重要な課題だけど、
事故から2週間も経過している。
もしも、避難が必要な値なら、
行政ならば、順次準備をして避難の手配を進めるべきである。

そうでないにしても、
・直近の健康被害のリスク
・中長期的な健康被害のリスク
・胎児、乳幼児、子どもへのリスク
・土壌汚染のリスク
・水質汚染のリスク
・家畜などへの影響の可能性
などをしっかりと説明すべきである。

今の報道の状況では、現地の人々が、
大したリスクもなく今まで通りの生活を営めると思っている可能性は高い。

だからこそ、風評被害や来年の作付を心配しているのだ。


さまざまな検査がこれから必要になるだろう。
大気、土壌、水質、野菜、牛乳、米…
しっかりとした基準値を持ち、検査をし

「基準値内で安全でした」と言えば、
それでよいのである。

「検査はしてません」じゃ風評被害が出ても責めることはできない。


勿論、相応の補償は必要だろう。
少なくとも落ち着いたら普通に生活できる補償が必要だろう。


でも、一人一人の健康を第一に考え、
しっかりリスクは説明し、必要な対策は取ってほしい。


四大公害病もそうだったんじゃないのだろうか。
当時農薬や肥料を生産していたチッソや昭和電工は
日本の農業にとって無視できない存在だった。
四日市のコンビナートを止めることは
日本の経済成長を止めてしまうことだった。
イタイイタイ病そうだ。

いずれも、一人一人の健康よりも、
国としての経済成長、あるいは経済を優先させた結果、
被害を拡大してしまったのである。


絶対安全はないけれど、

原子力は、それだけ危険なものなのだし、

今の事故の状況は、絶対安全であるべき原発の
「非常時」そのものなのである。

drecom_puni_jp at 03:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 社会 

2011年03月26日

ご卒業おめでとうございます。

07の卒業する皆さん、
06の卒業する皆さん、
05の修了する皆さん、
広沢ゼミ、西原ゼミ、生協コープセブン店の卒業する皆さん、
そして、今年早稲田を卒業、修了される皆さん。

ご卒業おめでとうございます。


今年4年生で卒業する皆さんが入学した年は、
大隈講堂のリニューアルが完成し、
ハンカチ王子が入学し、
麻疹で休校になり、
そんないろんなことがあった2007年でした。

あれから4年。とっても早かった。

残念ながら、ちょうど2週間前に起こった地震の混乱は
いまだおさまらず、
被災地の方々は非常に苦しい生活を営んでいますし、
いまだ行方の分からない方も多数に上っております。

福島第一原発では被害を拡大しないための闘いが
日々繰り広げられています。

そんな中、放射性物質の汚染という
目に見えない不安との闘いも始まっています。
東日本を襲った地震も
日本全国、世界各地にさまざまな影響を及ぼしています。

まさに、日本社会が困難に直面している状況の中での
卒業ということができるでしょう。

そんな中、わずかではありますが、復興の音も聞こえ始めています。

これから社会に出るにあたって、
まず、どの業界でも日本社会のこの混乱状況に立ち向かわねばならないことと思います。
ひとりの市民としても、今までの生活様式を改めなくてよいのか、
ひとりひとりが考えなければならなくなるでしょう。

これから、長い長い復興が始まります。
長い復興の中で、私たち若い世代が必ず中心になるはずです。
元通り、勿論被災地で元通りの生活を送れるようにするのは
当然目指されることですが、
元通りの復興、それを超えた、新たな社会の創造。
その原動力となるのは、まぎれもなく私たち若者です。

今までの経験、大学での経験を活かして、
新しい社会を作る原動力になってゆこうではありませんか!

本日は、本当にご卒業おめでとうございます!





本日(25日)及び明日(26日)は
早稲田大学の卒業式及び修了式の予定でした。

計画停電やら余震やらによる混乱を避けるために
大学の判断でなくなってしまいましたが。

僕個人も、大学院の修了式があったはずで、
休みを簡単に取れない母親も、
恐らく最後の卒業式だろうということで、
ためていた休暇を取得して楽しみにしていました。

残念ながらその卒業式がなくなってしまいました。

それでも、個人的には
学部の卒業式を2年前に経験しているので、
まだ、仕方ないか、と思えるのですが、
今年、学部の卒業式を迎える予定だった
学部生のことを思うと、本当に残念でなりません。


もっとも、卒業式の式典がそんなに魅力的なのかと聞かれると、
うーん、多分そうでもない(笑)

確かに、オーケストラの演奏に合わせて
仰々しい恰好をした教授陣がぞろぞろ入ってきたり、
といった光景は、はたから見る分には荘厳な感じに見えたりもして、
親からすれば、「すごいなぁ~」と思うのかもしれない。
いや、確かに僕も思った気がする。

でも、式典自体は、総代の学位記授与や
博士号授与(これがまた長かった)があって、
総長の式辞とかがあって、
まあ、楽しいとは言い難いものだった記憶がある。

遠くから教授や博士の人たちが着ているガウンの上にまとってる
色のついた布(なんていうんだろう)の有無や
色の違いがどんなヒエラルキーを表しているのか
とか、そんなことを考えていた(笑)


それでも、一番最後に校歌斉唱というのがあって、
入学式とは違い、周りの見ず知らずの人たちと
大声で校歌を歌う、あの瞬間だけははっきりと覚えていて、
そして、あぁ、終わりなんだなぁ。
と思ったりした。

学部卒業式は応援団のパフォーマンスがあって、
「フレーフレー社学」とかみんなでやって、
やっぱり校歌や紺碧を
こちらも見ず知らずの人たちと肩を組んだりして歌って、
樽酒をみんなで飲んで、
なんか、それだけで楽しかったし、
学生生活に区切りを打ち、一歩歩み出す、
そんな瞬間を感じさせてくれるものだった。

05や03と写真を撮ったり、
普段はあまり関われなかったゼミの人たちとの追いコンや飲み会、
なんだかんだ言って、楽しい一日だった記憶がある。


そんな節目の一日を味わわせてあげられないことに、
本当に心苦しい思いがする。
今年卒業予定だった06や07、
バイト先の6年生や4年生、
広沢ゼミや西原ゼミの4年生や5年生、
いろんなところで同じ授業に出たり、
鳴子温泉で一緒に過ごしたりした4年生、
TAとして出席カードや試験でだけ関わっていたような4年生、

今年卒業式を迎えるはずだった人たちには
本当に心苦しい。

まぁ、僕は大学関係者ではないけれど。

教育法ゼミでは、
夜の追いコンは電車の関係などから厳しいかもしれないということで、
急きょ昼の昼食会を企画してくれていた。
けれど、大学からの
「自主卒業式禁止の通達」でそれも中止になってしまった。



それでも、今日は大学には袴姿の女子学生やスーツ姿の男子学生、
さらに親御さんや家族の方々なんかがたくさんいた。

校舎の外で学生同士語らう姿や
大隈銅像の前で家族そろって写真を撮る姿などは
やっぱりとっても微笑ましいものだ。

幸い早稲田では、卒業式は中止になったものの
生協の袴レンタルは通常通り行われた
(キャンセルもできたけど)。

恐らく多くの学生にとって今日が人生最後の卒業式であり、
学生生活に終止符を打つという人もたくさんいただろう。

生まれた時からわが子の成長を見守ってきた親としては、
いわば子どもがひとり立ちする瞬間でもあるはずである。
そのような大事な節目の日、
晴れ着を着て写真だけでも撮りたいというのはごく自然な感情だと思う。

うん、僕が親だったら絶対にそう思う。

昔、母親の古いアルバムを見たことがあって、
そこには、母親の短大の卒業式の写真があった。

キャンパスのいろんなところで祖母と母が2人で撮った写真が
何枚もあった。

そうだなぁ、僕も、学位記持って、
大隈銅像でも大隈講堂でも看板の前でも、
どこかで一枚でも、母親や父親と一緒に写真を撮ったら
きっと喜ぶんだろうな、なんて思ったりもする。


被災地でも、さまざまな学校で
困難を抱える中、卒業式が行われている模様だ。

余震の恐れ、物資の不足、そんなの東京どころの騒ぎではない。

それでも、卒業式が行われるのは、
やはり、節目というのが大切だからだろう。
卒業という節目は、
まさに、新たな一歩を踏み出すのを後押ししてくれる節目である。

別に厳粛である必要も荘厳である必要もない。

けれど、やっぱり節目は必要だ。


この状況で大人数が集まることのリスク、
周囲の目、それは理解できる。

でも、自主卒業式禁止の通達まで出すのは
ちょっと理解しがたい。

ただ、大学としてはやはり「周囲の目」が気になるのだろう。
批判されるのが今の社会では一番怖いのだ。
本当は卒業生本位で考えてほしいと思う。
でも、それが難しいほど、
今の大学は周囲の厳しい目にさらされているということだ。

僕は疑問を覚える。

ただ、それは大学を批判しても始まらないのかもしれない。



生協の、袴レンタルが中止されなかったのが
せめてもの救いかなぁなんて、思ったりもする。

卒業式は、本当に卒業生を祝い、そして送り出す場であってほしい。
節目を感じられる日であってほしい。


卒業生のみなさん、

本当に、ご卒業おめでとうございます!

早混のみなさん、広沢ゼミ、西原ゼミのみなさん、生協のみなさん、
皆さんからはいろいろなことを学ばせてもらい、
いろいろなことを与えてもらいました。
本当にありがとうございました。


皆さんの今後のご活躍期待しています!


またいつか、今日の日を思い出話にできる日が来ることを願っています。


2011年3月25日

drecom_puni_jp at 02:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 大学 

2011年03月25日

黄色い粉の襲来




庭に出て、いつものように先日芽を出したリンゴを見ると…

F1001344

ぎょぎょっ!

なんか葉っぱの色が落ちてる…

(双葉のところに斑点がついてますよね)

リンゴはうどん粉病などの病気にかかりやすく育てにくいそうで、
見てみると、周りのリンゴすべての葉っぱに斑点が…


まさか、こんな初期の段階で病気になるとは…


と思い、周りの木に目を移すと

F1001343

こっちの葉っぱもなんか白い斑点みたいになってる…

さらに…

F1001345

こっちの葉っぱにも白い斑点が!


これは、もしかして

昨日の雨で何らかの放射性物質が落ちてきて脱色した…?

と思ってあたふたしてみたわけですが、

ふと、駐車場の屋根を見てみると…

F1001346

なんか、硫黄みたいな湯の花みたいな黄色い粉がたまってます。


そこで、朝のニュースを思い出したのです。



今朝、ニュースをつけると
「都内各地で黄色い粉が降ってきているが
これは放射性物質ではないのか?大丈夫なのか?
といった問い合わせが相次いでいる」
というニュースをやっていた。




その正体は、大量に飛散した花粉が、昨日、雨になって降ってきた
ということらしい。

花粉って目に見える形で降ってくるんだー

と思いその場は何事もなくやり過ごしたわけだけど…



同じ心配してるじゃん、自分!


いやはや、やっぱり目に見えない恐怖ってのと、
普段はあんまり意識してないのに
(花粉が黄色い粉になって見えることがどの程度あるのかわかりませんが、
多分、今まで一度もなかったわけもないでしょう)
ちょっとした変化に敏感になってるんだなぁと
改めて気づかされたわけです。


ニュースを思い出して、
葉っぱの上から水をじゃばーっとかけたら
普通に白い斑点たちはなくなりました(笑)


人間の意識って怖い。


勿論、これをよい方向に解釈すれば、
日々の小さな変化にみんなが目を向けるようになったってことなんでしょうが。



間もなく地震から2週間(早い!)ですが
成田線は…


F1001360

いまだに1時間に1本ベース。

停電の影響でって言ってるけど、
今日停電ないよね。

節電なのか…節電なのか!JRさん!

節電なら節電と言っておくれ(涙)

まさか、これに乗じて
次のダイヤ改正とかで
「お客様のご利用の少ない列車を廃止いたします」
なんてならないよね。

確かに日中は上りも下りもがらがらだったけど。


明日の予定。

F1001363

明日は17時から22時が運休予定だとか。


F1001364

kaeruくんもしばらく駄目みたい。

kaeruくん…
もういいから窓口を返しておくれ…


街中。

F1001347

地元にはこんなところもまだまだ多数残っています。

この側溝には自転車で乗り上げ
あやうく転倒するところでした。

お年寄りが多いから
ちょっと危ないなぁ。



drecom_puni_jp at 01:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 今日の出来事 

2011年03月24日

猫さん危機一髪

東京の金町浄水場から
基準値を超える放射性物質が検出されましたね。

やはり、水はいろんなところに使い
毎日摂取するものだから
水の汚染は本当に心配です。

今回は、「乳児には」控えるようにとのことでしたが、
まぁ、赤ちゃんがいろんなものの影響を受けやすいことや、
発達の過程で何があるかわからないことを考えると、
やはり、乳幼児、あるいは子どもに対しては、
慎重にならざるを得ない面はあると思います。

確かに風評被害は深刻になる可能性はありますが、
100%安全であると言い切れないのであれば、
将来、この放射能が原因で何らかの健康被害を受ける人が
1人でも出る可能性があるならば、
多少厳しい措置であっても政府が安全のために
規制をかけるのは仕方ない面がある気がします。

勿論、「100%安全だとは言い切れませんよ、
ただ、かなりの確率で安全だと思います。」
と言われたうえで、そのわずかなリスクを承知で
「それで、万が一、健康被害があっても構いません」
ということであれば、問題ないと思いますが、
逆に、「私は、万が一のリスクもなるべくなら回避したいのです」
という選択の自由も保障されてしかるべきだと思います。

勿論、事故のリスクを地元に背負ってもらって、
国民全体が原発の利益を享受してきたのだから、
しかるべき補償は税金(=みんなのお金)ですべきだとは思います。


勿論、一昨日書いた通り、
規制値の適切さや規制方法(全県を単位とした)の適切さは議論の余地があるでしょうが。



さて、そんな今日、
大学に出かけ、いろいろと必要なものを買いこんできました。
あ、食品ではありません。主に文房具等です(笑)

その前に、時間に余裕があったので布佐台方面にお散歩。

F1001315

新木に成田線の被害の状況が出てました。
こんな感じになってたんですねぇ…

F1001316

新木駅。

もはや理由もよくわからないまま
50%の運転が定着した感がある成田線。

F1001317

こちらも新木駅。

駅ですよ。ほんと。
奥の方がホームです。

1時間に1本しか列車が来ないわけですが、
まぁ、慣れてしまえば日中なんてそこまで不便でもなく感じてしまう。

本数ももちろん大切なんだけど、
どちらかというとダイヤがはっきりしてることの方が
今は重要。

1時間に1本は
1985年に国鉄が一気に成田線の本数を倍にする
以前と同じ本数。

案外、それで足りてしまうのかもしれない…

F1001318

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暗いですが、布佐台。

やっぱ長閑な地元は離れられません。

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布佐台踏切のところには桜が咲いてました。

早稲田のと同じような品種なのか、
花も似てるし、早目に咲いてますね。





布佐駅で列車を待っていると
線路端に猫さんがやってきました。


布佐駅の周り、というか駅の構内には
結構猫さんがうろうろしてるんです。
にわとりさんともども。


なんとその猫、
踏切が鳴り出して、列車が見えたと思ったら線路に足を乗っけて…
列車と接触するんじゃないかって距離になって
ようやっと全速力で線路に沿って走って逃げてました。
あと少しで追いつかれてたよ…

F1001323

何事もなかったかのような顔してますが。


動画でも撮っておけばよかったね。



drecom_puni_jp at 02:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 今日の出来事 

2011年03月23日

鉄道が動けば…

今日は余震が随分多いですね。

本日の成田線。

F1001308

下り。朝5本、夜9本。
F1001309

上り。朝7本、夜6本。


そいでもって明日の予定。

F1001314

朝、夜半数運転。
8時から21時運休。
但し13時頃から16時頃までの間に上下2本ずつ運行。

(゚∇゚ ;)エッ!?

これは、もはや計画停電という名を借りた陰謀でしかない気がしてきた。

だって、これと計画停電の間にどんな関係が…?

JRは自前の発電所をもっているらしいから
実は電力供給には大きな不安はない。
だから、首都圏の主要路線はかなりの運転本数が確保されてる。

ただ、足りなかったり、地域的に東電から買っているらしい。
あるいは、踏切や信号が東電の電気だったりするところもあるらしい。
あと、駅舎とか自動改札とか券売機とかの電気。

で、万が一、成田線が全部東電の電気で動いていたとして、
つまり、明日は8時から13時と、16時から21時は停電の対象
になる可能性があるってこと?

でも、13時から16時ってのはグループ分け的によくわからない区切りだし、
朝と夜は計画停電の影響ではないことになる。

別に、節電のため運行本数が減っていても構わないけど、
だったら「電車の本数を減らして電気の使用量を抑えているため」とか
ちゃんと言えばいいのに。

また、運転要員不足といううわさも聞く。
でも、だったら「計画停電のため」とか東電のせいみたいに言うのではなく
「運転要員が足りないため」って言えばいいのに。

あいまいに「計画停電のため」とか濁すから
「計画停電やってないじゃないか」とか
「木下までは動かせるだろ?」とか
言われることになるんじゃないのかな。



要するに末端の路線をいい具合に止めて節電しようという話だろうか。



被災地では鉄道も復旧し始めて
岩手の三陸鉄道や福島の会津鉄道、福島・栃木の野岩鉄道では
被災者を無料で乗せたりもしているようだ。
栃木の真岡鉄道も明日から運転再開らしい。
鉄道が運行を再開する姿は、
沿線住民にとっては結構感動するもので、
広島に原爆が落とされた時も、
広電という路面電車が動き始めたのを見て
勇気づけられたという話をよく耳にする。


鉄道が動き始めるってのも
復旧の目に見える形だし、
是非、現地では頑張ってほしいところ。



そんな中、布佐駅は開店休業状態。

F1001310

ま、地震当日のように
完全にシャッターを下ろしているわけではないあたり
あれですが。


おかげでバス乗り場はこんな感じ。

F1001311


ちなみに今日大学に行ってみたら

工事中だった新しい案内板が完成してました。

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こちら、各号館用。

F1001313

こっちは道しるべ。

デザインは落ち着いてていい気もするけど、
やっぱり見にくい。わかりにくい。



そういえば、妹は毎日ダイヤが変わって
動く電車が変わるので、
最近、駅で確認するのが面倒だから
毎日バスで通ってるらしい。
確かに、朝確認するの面倒だし、
ダイヤ通りに走ってないらしいし
行きだけだから320円だけど。





drecom_puni_jp at 01:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック 今日の出来事