2012年11月13日
最近読んだ本
ここ1カ月ほどで読了した本たち
海老原嗣生著
『女子のキャリア』
ちくまプリマ―新書188 2012年
白河桃子・常見陽平
『女子と就活』
中公新書ラクレ431 2012年
いずれも、2012年10月に発売された同じようなテーマの本。
ちょうど学校でも職業を考える月間みたいなのにあたっているので
読んでみました。
同じようなテーマながら、若干主張は異なってくる。
ちくまの方は、自分の仕事上のキャリアを良く考えていきましょうってのが大きいのですが、
中公の方は、仕事・家庭・子どもは20代のうちに基盤を固めましょうという感じでしょうか。
いずれも、自分の人生をしっかりと設計しておこうという点には変わりはないのですが、
ちくまの方が、職業を中心にどのような人生を設計するのかというのが中心なのに対して
中公の方は、家庭、特に出産を中心に人生設計しましょう(あとで後悔している先輩が多いですよ)という主張がどうやら中心のよう。
大学でのキャリア教育を担当しているということなので、
実際のところ、就職の際に家庭というものを重視する学生が多いということなのでしょう。
一方、ちくま新書の方の著者は転職支援などを中心にしているようなので、
やはり、仕事を中心に世の中渡り歩くには…という視点が中心のようです。
山崎亮著
『コミュニティデザインの時代』
中公新書2184 2012年
元々は建築家だったという著者。
なかなか面白い本でした。
こういういろんな事例を見ていると、
フィールドに出たくなるから不思議なものです。
真野俊樹著
『入門 医療政策』
中公新書2177 2012年
医療技術なんかはお医者さんに頑張ってほしいところ。
高度な技術なので、しっかりとした勉強も必要。
でも、実は医療だって社会の制度の中で成り立っているのだから、
お医者さんを目指す人たちにも
社会の仕組みや経済の基礎は知っていてほしい
って、中学生や高校生に言っても、なかなか聞き入れてもらえないんですがね。
個人的に、こういう学際チックなのには惹かれます。
金子勝・神野直彦著
『失われた30年』
NHK出版新書381 2012年
何故、失われた10年、20年と日本は不況から脱却できないのか。
失われた30年にならないためには
ここがラストチャンス!
日本の経済云々という本を読むたびに、
いかに、明治維新以降の日本の歴史の体験が、いかに高度経済成長の体験が
日本人の奥深くまで浸透してしまっているか
実感します。
海老原嗣生著
『女子のキャリア』
ちくまプリマ―新書188 2012年
白河桃子・常見陽平
『女子と就活』
中公新書ラクレ431 2012年
いずれも、2012年10月に発売された同じようなテーマの本。
ちょうど学校でも職業を考える月間みたいなのにあたっているので
読んでみました。
同じようなテーマながら、若干主張は異なってくる。
ちくまの方は、自分の仕事上のキャリアを良く考えていきましょうってのが大きいのですが、
中公の方は、仕事・家庭・子どもは20代のうちに基盤を固めましょうという感じでしょうか。
いずれも、自分の人生をしっかりと設計しておこうという点には変わりはないのですが、
ちくまの方が、職業を中心にどのような人生を設計するのかというのが中心なのに対して
中公の方は、家庭、特に出産を中心に人生設計しましょう(あとで後悔している先輩が多いですよ)という主張がどうやら中心のよう。
大学でのキャリア教育を担当しているということなので、
実際のところ、就職の際に家庭というものを重視する学生が多いということなのでしょう。
一方、ちくま新書の方の著者は転職支援などを中心にしているようなので、
やはり、仕事を中心に世の中渡り歩くには…という視点が中心のようです。
山崎亮著
『コミュニティデザインの時代』
中公新書2184 2012年
元々は建築家だったという著者。
なかなか面白い本でした。
こういういろんな事例を見ていると、
フィールドに出たくなるから不思議なものです。
真野俊樹著
『入門 医療政策』
中公新書2177 2012年
医療技術なんかはお医者さんに頑張ってほしいところ。
高度な技術なので、しっかりとした勉強も必要。
でも、実は医療だって社会の制度の中で成り立っているのだから、
お医者さんを目指す人たちにも
社会の仕組みや経済の基礎は知っていてほしい
って、中学生や高校生に言っても、なかなか聞き入れてもらえないんですがね。
個人的に、こういう学際チックなのには惹かれます。
金子勝・神野直彦著
『失われた30年』
NHK出版新書381 2012年
何故、失われた10年、20年と日本は不況から脱却できないのか。
失われた30年にならないためには
ここがラストチャンス!
日本の経済云々という本を読むたびに、
いかに、明治維新以降の日本の歴史の体験が、いかに高度経済成長の体験が
日本人の奥深くまで浸透してしまっているか
実感します。